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*…魔法少女mirai*7/~…*
- 第三幕 不思議な手紙と不思議な夢 -

その瞬間、桃色の世界が一気に色褪せる。……いつもの色に変わったんだけど、見慣れちゃってるからかな、何となく褪せて見えちゃった。
「はあ~……これで今日は帰れるね」
安心してベンチに座り込んだ。なんか疲労感が半端ないよ、やっぱり今日は緊張しっぱなし。
「お疲れさん。」
妖精さんもぶっきらぼうだけど、ちゃんと私のことも考えてくれてたんだね。
それより、……これがミラクルキーか。私の生命そのものとも言える、大切な大切な鍵。この鍵は何かを切り開く時に必要なのかな。何だかそんな感じがするよ。
私も何か変われるかもね、もっとおしとやかでお嬢様らしい女の子とか♪
「…お前には一生無理だな」
「ひどー!……って、どうして声に出してもないのに私の気持ちが分かるの?」
そうだよ、さっきから何か引っ掛かってたんだよね。
「ワタシとお前は一心同体、ワタシはお前の光から生まれたほんの小さな光だ」
「……一心同体」
不思議な響き。私は一人だけじゃないってことだね。だから私の気持ちも分かるんだね。
「お前のことなら何でも知ってるぞ」
「うっそ、もしかして今までずっと……!?」
「んな訳ないだろ、見てなくても一心同体なんだから分かるんだよ」
「そ、そっか」
何だか当たり前のことに気づけなくてすごく恥ずかしいんですけど。妖精さんはこんなに頭良いのに……、……あれ?
「ねえねえ、妖精さんと私は同じ体なのに、どうしてここまで性格が違うの?知識も喋り方もまるで別人だよ」
そうだよ、それって矛盾してるよ。
「確かにワタシはお前だ。何せお前の生命が在るからこそ存在しているんだからな。でもよく考えてみろ。ワタシにもちゃんとした意思があるんだ。それにお前が知らないこともたくさん知っているしな。それをお前に伝えるため、サポートするため、お前が秘めた力を最大限に引き出すために生まれてきたんだ。お前の脳味噌に情報が詰め込まれたのがワタシってところだ。」
うーん、分かったような分からないような。とりあえず私 色々な情報=妖精さんってことかな。
「まあ、そんなところだな」
「へぇ………」
本当に難しいよ、頭がパンクしそう。
「やれやれ……まあいい、とりあえずもう家に戻ろう」
妖精さんの声に反応して無意識に公園に設置された時計を見ると、もう3時を回っていた。
うっそぉ、桃色の世界になったら時が止まるとかって設定もないの!?ただ被害を和らげるだけだったの!?
……とほほ、やっぱり現実的なのが欠点だよね。

第二幕が第二章になってました……すみませんm(_ _)m
なんか第三幕のタイトルがホラーっぽいですが全然そんなことはないです♭*
妖精さんの言ってる事分かりましたか?…*
<2016/10/27 02:08 さくらんぼ*>消しゴム
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