*…*…*…*…*
………やだ、何してるんだろう私。早くしなきゃ、ますます疑われるじゃない。
……でも、どうせ私には無理だよ、何も信じて貰えないんだもん…。誰も私のことなんか分かってないくせに、知ったぶるるんだもん…。
みんな本当は、裏では私を笑ってるんだ。良い人だと思わせて、後でむごたらしく裏切って傷付けるつもりなんだ。
あの笑顔が憎い。あの優しい性格が憎い。あの差し延べた手が憎い…!
全部憎い。憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い___
みんな大っ嫌い。みんな消えて無くなればいいのに。
__みんな、この手で抹殺してやる__
人間なんて、ただの弱くて邪魔で汚い屑の寄せ集めの癖に。
みんな、大っ嫌いだよ……。
*…*…*…*…*
「………っは」
バチッと視界に電流みたいなものが走った。白っぽい色で、蜘蛛の巣みたいに細かく絡まってた。
「……あれ、なんか汗が」
尋常じゃない汗の量……変な夢でも見てたのかな、全然記憶ないけど。
まぁいっか、まだこんなに暗いし、もう一回寝ようっと。
*…*…*…*…*
「私、もう学校行きたくない」
「急に何言ってるの、あんたが来なくなったら私寂しいよ!」
「……本当に?」
「本当だよ、だって私達……」
____親友じゃん_
「………ふ、ふ」
「どうしたの、大丈夫?」
「ふ、ふふ、ふはははは、あっはははははははははははは!」
「ちょっと……ねえどうしたのって!?」
何が親友じゃんだよ、ふざけんな、ふざけんなよ!
「その偽善者が、何へらへら親友だよ~とかほざいてんだよ。
どうせお前も私を裏切るんだろ?弱い立場の私を利用して自分を引き立ててるんだろ?可哀想な私を助けたそんな自分に酔って優越感に浸ってんだろ?
分かってるんだよそんなこと!
お前はそういう最低な人間だってことぐらいな!」
「違うよ、そんなんじゃな……」
「じゃあ私に話し掛けた理由は何だ?」
「そ、それはっ……」
「ほら言えないんじゃねぇか!
お前なんか………最初から友達なんて思ってなかったよ!」
……もう嫌だ。私が全部悪者。いい子を泣かせる悪者。
良いんだよ、もう、これで……。
私は所詮引き立て役。ただの飾りなんだよ。
幸せな他人を恨むことしか出来ない__。
__本当の屑は、私だった。
