「確かにそうだね、私は赤羽紅の闇だ。しかし貴様は、闇が何なのか知らないんでしょ?」
赤羽さんの闇が、じわじわと赤みを増していく瞳で私を見下ろした。ぐぬぬ、やっぱり何か圧力があるよ、心の底が不安になってくる。
「そうだよ、私は闇が何なのかなんて教えてもらってないから……分からないよ」
……でも。
「あなたがすごく悲しい思いをしてるのは分かるよ」
「何…?」
一瞬、赤羽さんの闇の瞳から赤みが消えた。
「だって、普通ならこんなことしないよ。地球に……人間に、何か恨みがあるんでしょ?」
「何……人間、人間に、この私が……恨みを?」
闇は本棚を倒して、中の絵本たちをばらまいて、図書室の窓を突き破った。ガラスの割れる音は酷く虚しく、私の耳に突き刺さったんだ。
彼女の、痛みが__伝わってきたんだ。
「私は……私は、人間なんか大嫌いだ!人間は他人を都合のいい道具としか見ていない……ずっと心なく当たっていた人間を、自分が不利な立場になると…平気で仲間に取り入れようとする…。
私はそれが許せないんだよ……!」
赤羽さんの闇は、空中に舞い上がって、ぶるぶると大きく震える手で頭を抱えながら……必死に叫んでいた。彼女の心の痛みは__何となく分かる気がした。
私も、あったから。
残酷で、冷酷で、苛酷な___まるで地獄みたいな日々。
「私は__人間もろともこの地球を崩壊させてやる…!」
狂ったように絶叫する赤羽さんの闇と、当時の私の姿が重なった。
__人間って、本当に屑の寄せ集めだ
「人間なんてゴミ屑の寄せ集めに過ぎない……あんな奴等より、あんな奴等より価値のない自分が情けないくらいだ…」
私ははっとした。この子は今、戦ってるんだ、……自分自身と。一生懸命、一生懸命に葛藤している。
本当は、この子も____
赤羽さんの影みたいな存在じゃなくて、一人の人間として見てもらいたいだけなんじゃ__
そう気付くと、胸の中で何かが弾けた。
__彼女を止めなくちゃ!
出遅れになる前に……!
赤羽さんの闇が、じわじわと赤みを増していく瞳で私を見下ろした。ぐぬぬ、やっぱり何か圧力があるよ、心の底が不安になってくる。
「そうだよ、私は闇が何なのかなんて教えてもらってないから……分からないよ」
……でも。
「あなたがすごく悲しい思いをしてるのは分かるよ」
「何…?」
一瞬、赤羽さんの闇の瞳から赤みが消えた。
「だって、普通ならこんなことしないよ。地球に……人間に、何か恨みがあるんでしょ?」
「何……人間、人間に、この私が……恨みを?」
闇は本棚を倒して、中の絵本たちをばらまいて、図書室の窓を突き破った。ガラスの割れる音は酷く虚しく、私の耳に突き刺さったんだ。
彼女の、痛みが__伝わってきたんだ。
「私は……私は、人間なんか大嫌いだ!人間は他人を都合のいい道具としか見ていない……ずっと心なく当たっていた人間を、自分が不利な立場になると…平気で仲間に取り入れようとする…。
私はそれが許せないんだよ……!」
赤羽さんの闇は、空中に舞い上がって、ぶるぶると大きく震える手で頭を抱えながら……必死に叫んでいた。彼女の心の痛みは__何となく分かる気がした。
私も、あったから。
残酷で、冷酷で、苛酷な___まるで地獄みたいな日々。
「私は__人間もろともこの地球を崩壊させてやる…!」
狂ったように絶叫する赤羽さんの闇と、当時の私の姿が重なった。
__人間って、本当に屑の寄せ集めだ
「人間なんてゴミ屑の寄せ集めに過ぎない……あんな奴等より、あんな奴等より価値のない自分が情けないくらいだ…」
私ははっとした。この子は今、戦ってるんだ、……自分自身と。一生懸命、一生懸命に葛藤している。
本当は、この子も____
赤羽さんの影みたいな存在じゃなくて、一人の人間として見てもらいたいだけなんじゃ__
そう気付くと、胸の中で何かが弾けた。
__彼女を止めなくちゃ!
出遅れになる前に……!
