おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
*…魔法少女mirai*7/~…*


私は決心して、妖精さんの顔を真っ直ぐに見据えた。__変身して、彼女を止めたい。
私の意思が伝わったのか、妖精さんは無言で頷いてくれたんだ。よーし、今日こそは妖精さんにばっかり頼らないで、自分でしっかりやり遂げるんだ!
意気込んで、ミラクルキーを構える。
彼女を止めたい。彼女の悲しみを和らげたい。彼女を助けたい…!
「お願い、私に力を貸して……!」
ぐっと手に力を込めると、次の瞬間__目映い桃色の光が、私の身体から溢れ出したんだ!
えーと……何か決め台詞が欲しいよね。何にしよう…。
そうだっ!

「桃色に揺らめく希望の光っ!
魔法少女mirai*7/~!」
私は、この瞬間___人生で初めて、魔法少女に変身したんだ!

「何かダサいな」
妖精さんが何かを呟いたようだけど、まあ気にしない気にしない。気にしたら敗けだよね。
「光があれば必ず闇もある……貴様が生きていることで、他に傷付いている者もいるんだよ」
赤羽さんの闇は、腕を組んで私を見下ろしている。
「それならさ、その人も光にすればいいんだよ」
「何……そんなこと不可能だ!」
「何で実行する前から無理って決めつけるの?そうやって弱い自分の言い訳にして逃げてたら、何も変わらないんだよ!」
そうだよ、どうせ出来ないって最初から諦めてたら、本当は出来ることだって出来ないよ。やらないで後悔するより、やって後悔した方が絶対に得なんだよ。……私だって、そうしてここまで来たんだから。
「うるさい……貴様に何が分かると言うんだ!」
赤羽さんの闇は、思いっきりのけぞり、反動をつけて竜巻を巻き起こした。暴風に目の前が真っ白になり、何も見えない。
どうしよう、魔法ってどうやって使うの?
「桃音、右に避けろッ!」
「えっ!?」
焦った妖精さんの声に反応して、私の身体は自然と右に傾いた。そのまま地面に倒れ込む…。
「………ちっ、仕留め損ねた」
お、恐ろしいこと言うなぁ……。
風が弱まったから、恐る恐る目を開けると……。
「ッッ!!」
さっきまで私が立っていた空間に、無数の赤い刃が一方に集まっていた。_刃の中心は、私の心臓辺りの高さだよ__
「ひぃいいいっ!本気で殺す気なの!?」
そんなの聞いてないよ!?本当に止めてよ、私まだ中学生になったばっかりなのに~。
「何、遊びだとでも思ってたのか?貴様は正真正銘の馬鹿か」
ムッキィイイ、何か腹立つ!
「煽りに乗ってどうするんだよ……」
妖精さんにまで呆れられちゃった、何か複雑で嫌な気分。
「とりあえず、防御魔法を__」
「余計な口出しは無用だよ、妖精さん」
「ッ……てめぇ」
妖精さんの髪の毛が何本か持っていかれた。妖精さんは物凄い形相で赤羽さんの闇を睨んでいる。
「教えたってどうせそいつは死ぬ運命なんだよねぇ」
「随分と自信満々だな」
「当然だよ、獲物はまだ弱いうちに仕留めるのが一番確実なんだから♪」
赤羽さんの闇は、蛇みたいに舌なめずりをして、けたけたと笑った。
「とりあえず、両手で丸い円を描いて、その中心にミラクルキーをかざせ!」
妖精さんは早口に説明してくれた。
「やってみる……!」
よーし、人生初の魔法、絶対に成功させて見せるよ!

台詞……オリキュアのをちょっと変えただけですorz…*
<2016/11/06 20:59 さくらんぼ*>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.