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*…魔法少女mirai*7/~…*


何だか、一気に親近感も湧いてきたよ。一時期は諦めようかと考えてたけど、こうして仲良くなれたし、赤羽さんも救われたみたいだから本当に良かったよね!
「さて……桜澤さんの声を聞いたら元気が出たわ。好美先生は……居ないのね」
そりゃそうだよ……もし先生が居たら、あんなこと言えなかったもん。グッジョブだよ、好美先生!
あ、ちなみに好美先生は保健室の先生なんだよ。
「帰るときは声を掛けてって言われたんだけど…」
「もしかしたら職員室に居るのかもっ!私知らせてくるから、赤羽さんは待ってて!」
言うが早いか、私は保健室を飛び出した。早く赤羽さんと打ち解けたことを、妖精さんにも知らせたいんだ…!
職員室は2階にあるからすぐに着いた。軽くノックをして、「失礼します」と小声で言った。
職員室には鳳先生と見知らぬ先生が2、3人。……好美先生の姿はない…。
「お、桜澤か、どうした?」
鳳先生が立ち上がって私に問うた。
「あの、赤羽さんが具合良くなったので、好美先生に見てもらおうと思ったんですが……」
「あれ、好美先生そっちに行ってないか?」
「保健室には居ませんでした……」
「おかしいな……放課後は少し顔出しただけで、赤羽さんが心配だからって保健室に戻ったはずだよ…」
「え、じゃあどこに…」
何でだろう、物凄く嫌な予感がする…。それなら、好美先生はどこにいるんだろう。
「とにかく、一回保健室に戻ろう。入れ違いになってるかも知れない」
「は、はい」
私と鳳先生は、階段を降りていった。
「それより、何でまだ学校に残ってるんだ?」
ギクッ…。
「えぇと、赤羽さんが心配で心配で」
うん、嘘は吐いてないよね。本当に心配だったんだもん。
「そうか……なあ、桜澤」
鳳先生の足が止まる。私は振り返って鳳先生の表情を見た。酷く悲しそうな表情だった…。
「鳳先生……?」
「赤羽と仲良くしてやってな」
「もちろんですよ!?さっきも色々話して、仲良くなりましたから!」
鳳先生はちょっと驚いた表情を見せて、
「それ、そうか。それなら…良かった」
すぐに優しい表情に戻った。そっか、鳳先生も孤立しつつある赤羽さんが心配だったんだね。いい先生だよね。

<2016/11/11 11:22 さくらんぼ*>消しゴム
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