「……桜澤にでも心を開いてくれたならそれで良かったよ」
「もしかして、先生はまだ赤羽さんと上手く打ち解けてないんですか?」
凰先生は一瞬驚いたように目を見開いて、すぐに目を閉じた。そして自嘲気味に鼻で笑う。
「………まあな。これじゃ教師として失格だよな」
「そんな、私だってさっき話せたばっかりだし、これからは先生とも話せるようになると思います!」
「そうか……。でも、赤羽はそう簡単には心を開いてくれないだろうな」
「…え?」
私は凰先生の泣き出しそうなその声に反応した。弱々しく震えているんだ。
「生徒に何言ってるんだ、私は……とりあえず保健室行くぞ」
「えぇ!?」
いきなりですか。それより話してよ、気になるじゃん…。
凰先生は保健室の戸を軽く叩いて、「赤羽、いるかー」と声を掛ける。返事はなかった。…あれ、居るはずなんだけどなぁ。
凰先生が戸を開けると、ベッドの膨らみがビクリと跳ねた。……誰か居る、赤羽さんかな。
「赤羽……居るのか?」
「赤羽さん、具合悪いの?」
私と凰先生は必死に声をかけ続けた。でも、返事はいくら待っても来ないんだ…。
ええい、もうじれったい!
「赤羽さん、ちゃんと返事しなよ!」
私は真っ白な布団を鷲掴みにして引き剥がした。
「お、おい桜澤…………!?」
「う、嘘……でしょ?」
私はその場にへたり込んだ。凰先生も、青ざめた顔で震えている。
……有り得ない。こんなの、絶対にあってはならないよ…。
「桜澤、お前は外へ出ていろ!
き、救急車を……呼ばなくちゃ」
凰先生は我に返って、ポケットから携帯電話を取り出して何かを撒くし上げた…。
「どうして………?」
そこには、無惨に傷付けられ、血塗れになった赤羽さんの姿があったんだ。
「もしかして、先生はまだ赤羽さんと上手く打ち解けてないんですか?」
凰先生は一瞬驚いたように目を見開いて、すぐに目を閉じた。そして自嘲気味に鼻で笑う。
「………まあな。これじゃ教師として失格だよな」
「そんな、私だってさっき話せたばっかりだし、これからは先生とも話せるようになると思います!」
「そうか……。でも、赤羽はそう簡単には心を開いてくれないだろうな」
「…え?」
私は凰先生の泣き出しそうなその声に反応した。弱々しく震えているんだ。
「生徒に何言ってるんだ、私は……とりあえず保健室行くぞ」
「えぇ!?」
いきなりですか。それより話してよ、気になるじゃん…。
凰先生は保健室の戸を軽く叩いて、「赤羽、いるかー」と声を掛ける。返事はなかった。…あれ、居るはずなんだけどなぁ。
凰先生が戸を開けると、ベッドの膨らみがビクリと跳ねた。……誰か居る、赤羽さんかな。
「赤羽……居るのか?」
「赤羽さん、具合悪いの?」
私と凰先生は必死に声をかけ続けた。でも、返事はいくら待っても来ないんだ…。
ええい、もうじれったい!
「赤羽さん、ちゃんと返事しなよ!」
私は真っ白な布団を鷲掴みにして引き剥がした。
「お、おい桜澤…………!?」
「う、嘘……でしょ?」
私はその場にへたり込んだ。凰先生も、青ざめた顔で震えている。
……有り得ない。こんなの、絶対にあってはならないよ…。
「桜澤、お前は外へ出ていろ!
き、救急車を……呼ばなくちゃ」
凰先生は我に返って、ポケットから携帯電話を取り出して何かを撒くし上げた…。
「どうして………?」
そこには、無惨に傷付けられ、血塗れになった赤羽さんの姿があったんだ。
