「紅ちゃんって真面目だよね」
全てはこの一言から始まった。何気ないこの一言が発せられた時点で、私は崩壊し始めていたんだ。
「確かにそうだよね~。何か話も合わないよね」
「すぐ綺麗事言うし。」
「あー、あの“そんな酷い言葉使わないで~”だっけ」
「笑えるよね、正義の味方ぶりたいのかな」
そこから話はどんどん広がっていった。私はその場に居たのに、彼女たちは何の躊躇もなく悪口を言ったんだ。
まだ未知だった私は、冗談だと思って笑っていた。泣きそうになるのを必死に堪えて、無理矢理笑顔を作っていた。
誰にも気付かれたいように、必死に。
「あれ、紅ちゃん居たんだ」
悪口を言い出した子が、私をちらっと見てから大袈裟に飛び退いた。
「存在感無くて全然気付かなかったよぉ」
「ね、完全に空気だよね」
「あはははは!ひどーい」
みんな楽しそう。私が辛い思いしたとしても、みんなが笑えればそれでいいよね。私が嫌な思いすれば、それでみんなの気が済むんだから。
そう考えて、私は何の抵抗もしなかったんだ。本当は助けてって何回も思った。
でも、彼女たちは悪いことをしてるという自覚を持っていなかったんだ。……どうやって責めればいいの。
きっと私が悪者扱いされるんだろうな。
この時点で、もう何もかも諦めていたのかも知れないね。
全てはこの一言から始まった。何気ないこの一言が発せられた時点で、私は崩壊し始めていたんだ。
「確かにそうだよね~。何か話も合わないよね」
「すぐ綺麗事言うし。」
「あー、あの“そんな酷い言葉使わないで~”だっけ」
「笑えるよね、正義の味方ぶりたいのかな」
そこから話はどんどん広がっていった。私はその場に居たのに、彼女たちは何の躊躇もなく悪口を言ったんだ。
まだ未知だった私は、冗談だと思って笑っていた。泣きそうになるのを必死に堪えて、無理矢理笑顔を作っていた。
誰にも気付かれたいように、必死に。
「あれ、紅ちゃん居たんだ」
悪口を言い出した子が、私をちらっと見てから大袈裟に飛び退いた。
「存在感無くて全然気付かなかったよぉ」
「ね、完全に空気だよね」
「あはははは!ひどーい」
みんな楽しそう。私が辛い思いしたとしても、みんなが笑えればそれでいいよね。私が嫌な思いすれば、それでみんなの気が済むんだから。
そう考えて、私は何の抵抗もしなかったんだ。本当は助けてって何回も思った。
でも、彼女たちは悪いことをしてるという自覚を持っていなかったんだ。……どうやって責めればいいの。
きっと私が悪者扱いされるんだろうな。
この時点で、もう何もかも諦めていたのかも知れないね。
