「うぇぇぇ……科学の教科書ちゃん忘れた……」
ガクンと項垂れる俺。
現在職員室へと向かっている最中だ。
まぁ教科書ちゃんって言うほど愛着なんてある訳ないんだけど。
「孤独〜なぁ道ぃ♪」
自作(即興)の歌を歌いだす始末だ、酷い。
俺はどんなに授業の時に寝てても、授業に遅れても、忘れ物は意地でもしたくなかったというのになぁ……
「そしてぇ目的地へとぉ♪」
もうヤダこの歌。
そう思ってもなんか止められないのは何故だ。呪いなのか。
「はぁ……失礼しま……あれ?」
俺達の担任と何やら真剣そうに話していたのは、透だった。
まぁアイツ首席だし、役員とかなのかな。
「こっぴどく叱られたあああ‼︎」
「海斗が悪いですよ」
「そうなんだけど⁉︎」
職員室から出るタイミングは、透の方が少し早かったのだが、向こうも俺に気づいたらしく、待っていてくれた。
こういう所だよなぁ……気遣いっていうか。
「で、何話してたの?」
「えっ、えっと〜……」
目線を泳がせる透。
「役員とか?お前ちょっと引き受けすぎじゃね?無理すんなよ〜、俺応援すっから」
手伝わないのかい!と思った方。違うんだ。
俺が手伝うともっと遅くなるんだ。察してくれ。
「……まぁ、役員の類ではないですけど」
「へぇ、珍しいなぁ。それ以外なら」
俺がそう言えば、透はほっとしたような表情を浮かべた。
俺は、それに対して追及はしなかった。
「辻見君……大丈夫?」
教室にて話しかけて来たのは委員長だった。
彼女は、周りのことによく気がつく娘なんだなぁ。
「え、何が委員長?俺はただ人間サイズのミジンコの浮遊ショーが見えるだけであって……」
ピタッと、額に冷たい感覚が。
委員長の手だった。
「凄い熱……朝あんなに元気だったのに⁉︎」
「人間の体内は未知で溢れておりそれはいかなる時でも起こり得ること……」
「うん、おかしいわね!さぁ保健室行くわよ辻見君の頭パンクしないうちに!」
ガクンと項垂れる俺。
現在職員室へと向かっている最中だ。
まぁ教科書ちゃんって言うほど愛着なんてある訳ないんだけど。
「孤独〜なぁ道ぃ♪」
自作(即興)の歌を歌いだす始末だ、酷い。
俺はどんなに授業の時に寝てても、授業に遅れても、忘れ物は意地でもしたくなかったというのになぁ……
「そしてぇ目的地へとぉ♪」
もうヤダこの歌。
そう思ってもなんか止められないのは何故だ。呪いなのか。
「はぁ……失礼しま……あれ?」
俺達の担任と何やら真剣そうに話していたのは、透だった。
まぁアイツ首席だし、役員とかなのかな。
「こっぴどく叱られたあああ‼︎」
「海斗が悪いですよ」
「そうなんだけど⁉︎」
職員室から出るタイミングは、透の方が少し早かったのだが、向こうも俺に気づいたらしく、待っていてくれた。
こういう所だよなぁ……気遣いっていうか。
「で、何話してたの?」
「えっ、えっと〜……」
目線を泳がせる透。
「役員とか?お前ちょっと引き受けすぎじゃね?無理すんなよ〜、俺応援すっから」
手伝わないのかい!と思った方。違うんだ。
俺が手伝うともっと遅くなるんだ。察してくれ。
「……まぁ、役員の類ではないですけど」
「へぇ、珍しいなぁ。それ以外なら」
俺がそう言えば、透はほっとしたような表情を浮かべた。
俺は、それに対して追及はしなかった。
「辻見君……大丈夫?」
教室にて話しかけて来たのは委員長だった。
彼女は、周りのことによく気がつく娘なんだなぁ。
「え、何が委員長?俺はただ人間サイズのミジンコの浮遊ショーが見えるだけであって……」
ピタッと、額に冷たい感覚が。
委員長の手だった。
「凄い熱……朝あんなに元気だったのに⁉︎」
「人間の体内は未知で溢れておりそれはいかなる時でも起こり得ること……」
「うん、おかしいわね!さぁ保健室行くわよ辻見君の頭パンクしないうちに!」
