−鳴海視点−
「……染路さん?」
「……なんですか先輩」
この人の行動は基本読めないために、現在肝試し中であるが出るかもしれない幽霊よりももっと恐ろしい。
「この錦山に現れる加藤さんの話、知ってます?」
「んー、知らないですね」
「竹倉君でも、知っているか分からないお話ですわよ?……まぁ、何故私が知っているかは企業秘密ということで!」
パチン、と様になりすぎるウィンクをする高城先輩。
企業秘密ってなんだ。加藤さんの話よりもそちらの方が闇に包まれているし、解明できそうにないのだが……。
「加藤さんはまず、女性の幽霊ですわ。彼女はとても美しかったみたいなのですが、中々良い身分の家に住んでらしたそうな。その家が建っていたのがこの錦山と」
つまり、お嬢様ということか。
「彼女には想い人がいらして。でも、彼女には許嫁が決められてました。そして彼女は言いますの『私はあの人と結婚するんだかんね!その意見さ反映されんとけちょんけちょんにしてやるけん!』と」
突如出てきた無駄にクオリティの高い訛りに思わず転けそうになった。
ただ、先輩はふざけているのではなく、とても真剣そうに話していたため、ふざけではないっぽい。
「その暴言を、想い人と許嫁は聞いてしまったのですわ……」
「そりゃドン引きですねお二方」
「しかも想い人というだけで相思相愛ではございませんからね」
「加藤嬢……」
あれかな、周りの環境が恵まれすぎて王様的方向に進み性格狂ったんだろうな。
「そして、2人の男性は逃げました。勿論、加藤さんは追いかけましたわ。そして、足を滑らせ……打ち所が悪くお亡くなりに。まだ未練が残っているのか、今現在も、その男性を探してこの錦山をうろついているらしいですわ」
「……あんだけドロッドロだったのに死に方呆気ないんですね……」
「……染路さんは、そうならないようにしてくださいね♪」
「どういう意味ですそれ⁉︎」
「恋愛観が狂った女性ほど、恐ろしいものはありませんことよ?」
「だからどういう意味なんですか!!!!」
「分からないならば口頭で伝えた方がよろしいのでしょうか?」
「そっちの方が嫌です!」
あたしの反応に、先輩は楽しそうに笑っていた。
これは、一本取られたな。
「……染路さん?」
「……なんですか先輩」
この人の行動は基本読めないために、現在肝試し中であるが出るかもしれない幽霊よりももっと恐ろしい。
「この錦山に現れる加藤さんの話、知ってます?」
「んー、知らないですね」
「竹倉君でも、知っているか分からないお話ですわよ?……まぁ、何故私が知っているかは企業秘密ということで!」
パチン、と様になりすぎるウィンクをする高城先輩。
企業秘密ってなんだ。加藤さんの話よりもそちらの方が闇に包まれているし、解明できそうにないのだが……。
「加藤さんはまず、女性の幽霊ですわ。彼女はとても美しかったみたいなのですが、中々良い身分の家に住んでらしたそうな。その家が建っていたのがこの錦山と」
つまり、お嬢様ということか。
「彼女には想い人がいらして。でも、彼女には許嫁が決められてました。そして彼女は言いますの『私はあの人と結婚するんだかんね!その意見さ反映されんとけちょんけちょんにしてやるけん!』と」
突如出てきた無駄にクオリティの高い訛りに思わず転けそうになった。
ただ、先輩はふざけているのではなく、とても真剣そうに話していたため、ふざけではないっぽい。
「その暴言を、想い人と許嫁は聞いてしまったのですわ……」
「そりゃドン引きですねお二方」
「しかも想い人というだけで相思相愛ではございませんからね」
「加藤嬢……」
あれかな、周りの環境が恵まれすぎて王様的方向に進み性格狂ったんだろうな。
「そして、2人の男性は逃げました。勿論、加藤さんは追いかけましたわ。そして、足を滑らせ……打ち所が悪くお亡くなりに。まだ未練が残っているのか、今現在も、その男性を探してこの錦山をうろついているらしいですわ」
「……あんだけドロッドロだったのに死に方呆気ないんですね……」
「……染路さんは、そうならないようにしてくださいね♪」
「どういう意味ですそれ⁉︎」
「恋愛観が狂った女性ほど、恐ろしいものはありませんことよ?」
「だからどういう意味なんですか!!!!」
「分からないならば口頭で伝えた方がよろしいのでしょうか?」
「そっちの方が嫌です!」
あたしの反応に、先輩は楽しそうに笑っていた。
これは、一本取られたな。
