「さて、竹倉君に今日の感想を聞いてみましょうか。竹倉君、今日は楽しめた?」
司会に味が出てきたもか先輩が、皆からのクラッカー襲撃(遅い)や高城先輩が持って来た鼻眼鏡によりシュールになっていた透へと問いかける。
「……はい。とても、楽しかったです」
言葉を探すように俯いて、微笑を洩らす透。
「単純な答えしか浮かばないのが申し訳ないのですが……楽しかった、という事が、今の僕の胸の大部分を占めています」
自分の胸の内を確かめるように胸に手を当て、想いに浸る。外は木枯らしが吹いて寒いというのに、透の表情はどこまでも暖かい。
「良いんだって。俺とか鳴海は馬鹿だから、難しい言葉で説明されたってよく分かんねぇし」
「ちょっと、何であたしも追加されるのよ……たしかに分かんないけど」
「あ、やっぱり分からないんだ……」
やっぱり、と評するもか先輩も中々に毒舌ですよ。
「無理に綺麗に作られた言葉よりさ、楽しいとか面白いとか美味いとか……そんな小学生でも作れる言葉の方が、余程分かりやすいしこっちも嬉しいよ」
気を使っていない笑顔が見たいから、こんな風に計画を順立てて、一生懸命に事を練り上げていくのだ。
「……ありがとうございます、本当に、嬉しいです」
年相応の笑みを浮かべながら、透は微笑む。
_________だが、その顔には未だ鼻眼鏡が装着されているのが、なんとも残念であり、彼らしくもあった。
「透君、プレゼント喜んでくれた?」
「うん、もうばっちし!恋鈴ちゃんの着眼点のおかげで、沢山使って貰えそうだよ」
扉を開けると、赤い着物の少女がトタトタと歩み寄って来てくれる。
俺が結果を伝えると、ぱぁぁ、と表情を明るく咲かせる。
「良かったぁ、喜んで貰えなかったらどうしようかと……」
「被らなくて良かったよな〜絶対被りんちょすると思ってたわ……」
「被りんちょ〜」
「ん、被りんちょ!」
言葉の響きが気に入ったのか、ケタケタと笑いながら恋鈴ちゃんはそのワードを繰り返していた。
司会に味が出てきたもか先輩が、皆からのクラッカー襲撃(遅い)や高城先輩が持って来た鼻眼鏡によりシュールになっていた透へと問いかける。
「……はい。とても、楽しかったです」
言葉を探すように俯いて、微笑を洩らす透。
「単純な答えしか浮かばないのが申し訳ないのですが……楽しかった、という事が、今の僕の胸の大部分を占めています」
自分の胸の内を確かめるように胸に手を当て、想いに浸る。外は木枯らしが吹いて寒いというのに、透の表情はどこまでも暖かい。
「良いんだって。俺とか鳴海は馬鹿だから、難しい言葉で説明されたってよく分かんねぇし」
「ちょっと、何であたしも追加されるのよ……たしかに分かんないけど」
「あ、やっぱり分からないんだ……」
やっぱり、と評するもか先輩も中々に毒舌ですよ。
「無理に綺麗に作られた言葉よりさ、楽しいとか面白いとか美味いとか……そんな小学生でも作れる言葉の方が、余程分かりやすいしこっちも嬉しいよ」
気を使っていない笑顔が見たいから、こんな風に計画を順立てて、一生懸命に事を練り上げていくのだ。
「……ありがとうございます、本当に、嬉しいです」
年相応の笑みを浮かべながら、透は微笑む。
_________だが、その顔には未だ鼻眼鏡が装着されているのが、なんとも残念であり、彼らしくもあった。
「透君、プレゼント喜んでくれた?」
「うん、もうばっちし!恋鈴ちゃんの着眼点のおかげで、沢山使って貰えそうだよ」
扉を開けると、赤い着物の少女がトタトタと歩み寄って来てくれる。
俺が結果を伝えると、ぱぁぁ、と表情を明るく咲かせる。
「良かったぁ、喜んで貰えなかったらどうしようかと……」
「被らなくて良かったよな〜絶対被りんちょすると思ってたわ……」
「被りんちょ〜」
「ん、被りんちょ!」
言葉の響きが気に入ったのか、ケタケタと笑いながら恋鈴ちゃんはそのワードを繰り返していた。
