「ちょっと、痛いわよ」
ガーゼに消毒液をつける。そしてそのままピンセットで透の頬の傷口へとそれを向かわせる。
「すいません、僕がもっとしっかりしていれば……」
乾いた笑いをする透。
「……アンタは別に何も悪くないわよ」
まぁ、原因っちゃあ原因だけど。
「全部消そうと思ったんですが、突き飛ばされたりしてしまって……鳴海が、僕なんか好きな訳無いというのに」
「本当よ。全く迷惑な」
「すいません……」
「いやアンタじゃなくてね?」
あたしがそう言っても、透はピンと来ないようで。
悪く言えば、相変わらず。
良く言えば、いつも通りで安心した。
「鳴海は、強いですね」
「は?何それ怪力とでも言いたいの?」
いきなりそんなこと言われても、どう返せばいいのやら。
「いや!怪力と言えばそうですけどって痛いっ痛いです鳴海!」
消毒液めっちゃ含ませてやった。
「どういう意味よ?」
「心が、ですよ」
「ふーん」
「いや、ふーんって。褒めてるんですから。本当」
本当に消毒が痛かったみたいで、透は若干目尻に涙を浮かべながら言う。
「僕も、強くならなければいけませんね」
「まぁ、勝手に頑張れば?」
「鳴海も、僕が守れるくらい」
「ッ//アンタそれって……」
「?」
「……そうね、アンタはそういう奴だったわ」
ドキドキして損した。
ーーーーーーーーここからだったのかもしれない。
透を意識し始めたのは。
つまり、いつ好きだと認識したかは分からない、と。
ガーゼに消毒液をつける。そしてそのままピンセットで透の頬の傷口へとそれを向かわせる。
「すいません、僕がもっとしっかりしていれば……」
乾いた笑いをする透。
「……アンタは別に何も悪くないわよ」
まぁ、原因っちゃあ原因だけど。
「全部消そうと思ったんですが、突き飛ばされたりしてしまって……鳴海が、僕なんか好きな訳無いというのに」
「本当よ。全く迷惑な」
「すいません……」
「いやアンタじゃなくてね?」
あたしがそう言っても、透はピンと来ないようで。
悪く言えば、相変わらず。
良く言えば、いつも通りで安心した。
「鳴海は、強いですね」
「は?何それ怪力とでも言いたいの?」
いきなりそんなこと言われても、どう返せばいいのやら。
「いや!怪力と言えばそうですけどって痛いっ痛いです鳴海!」
消毒液めっちゃ含ませてやった。
「どういう意味よ?」
「心が、ですよ」
「ふーん」
「いや、ふーんって。褒めてるんですから。本当」
本当に消毒が痛かったみたいで、透は若干目尻に涙を浮かべながら言う。
「僕も、強くならなければいけませんね」
「まぁ、勝手に頑張れば?」
「鳴海も、僕が守れるくらい」
「ッ//アンタそれって……」
「?」
「……そうね、アンタはそういう奴だったわ」
ドキドキして損した。
ーーーーーーーーここからだったのかもしれない。
透を意識し始めたのは。
つまり、いつ好きだと認識したかは分からない、と。
