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君の隣に
- シーちゃん -

日曜。

動物園の入り口で鈴と待ち合わせをした。

9:00の待ち合わせだったのに、十五分も早く動物園に着いた。

「早く来すぎたかな。」

時計を見ると、まだ8:48。

まだ、鈴が来るはずもなく本を読みながら待っていた。

「なぁ~に、その本。面白そう!!文字ばっかりだけどねw」

時計を見るとまだ8:53。

彼女が来る時間帯じゃない。

「鈴?早いね、どうしたの?」

「何言ってるんですか。蓮の方が早いじゃん。」

彼女は楽しそうに前髪を触る。

「鈴、まだ9時じゃないから、動物園開いてないよ?」

鈴は、不満そうな顔を一切せず、

「良いよっ!お喋りして待ってよっか~♪」

彼女は、待ち時間さえも楽しみに変わる。

そんな彼女を見ていると、こっちまで元気になる。

くだらない話をしていたら、いつの間にか9時になっていた。

「蓮、一番乗りだねっ♪」

彼女は駆け出して、動物園に入っていく。

「待ってよ、鈴」

僕も駆け足で鈴を追う。

すると、鈴が立ち止まった。

「どうしたの?鈴?」

鈴が指差す方向には、鹿の赤ちゃんが居た。

「頑張れ、シーちゃん(鈴がつけた鹿の名前)」

「ほら、蓮も応援して!!」

仕方なく、鈴の言うことに従い、言う。

「頑張れ、シーちゃん」

応援を続けていると、シーちゃんが立ち上がった。

「やったぁ~!!!!」

彼女の素直に喜ぶ姿を見て、思わず笑みがこぼれる。

「ねぇ、蓮!!!次は、あそこに行こう!」

「良いよ」

彼女を幸せにする、それが僕の役目だと誓った。




蓮くんの成長が見られましたか?
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<2016/10/21 22:08 キャラメルラテ>消しゴム
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