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Blue rose
- 2人の誤解 -

この日は春希くんがいつもより遅れて図書館に来た。
「今日はおそくなてごめん」
春希くんは何もなかったかのように言う。
「春希くんって彼女いたんだね」
「え?」
「今日、学校が休みだったから春希くんの大学に行ったの」
「ああ、あれを見たのか…」
春希くんは少し困った感じ。
「…なんで彼女いるって言ってくれなかったの?」
「いや、あれは…」
「ごまかさないで!本当のことを言ってよ!」
「直、落ち着け。あれは俺の姉だ。俺に彼女はいない」
「…え?」
あまりに驚きすぎてなんて言ったらいいのかわからない。
「直には言ってなかったな。俺の姉」
「そうなんだ…」
お姉ちゃんにしてはあんま姉弟って感じがしなかったような…。
「でも、血はつながってないんだよ。今の父親の連れ子」
「そうなんだ…」
「びっくりさせちゃってごめん」
「ううん、勝手に彼女って騒いじゃってごめん。…ねえ、一つだけ聞いていい?」
「ん?」
「好きな人、いるの?」
今までずっと聞きたかった質問。
「いるよ」
ああ、いるんだ…。
「直は?」
「い、いるよ」
「そっか。頑張れよ!応援してる」
「…」
違うのに…。わかってよ。
「青いバラの花ことば、知ってる?」
「さあ」
「キセキ」
「キセキ?」
「うん。俺のばあちゃんが花が好きで小さいときに教えてくれた。直の恋、叶うといいね」
「や、違っ」
「お互い頑張ろうな。今日はもう帰らないと。またな」
違うの。私は、春希くんのことが…好き。
わかってほしかった。
気づいてよ…!

直のまさかの勘違い。さらに二人の勘違い。春希の好きな人は誰なのか…!?
コメント待ってます!!
<2016/11/05 20:51 あおば>消しゴム
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