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Blue rose
- 映画 -

青空が広がる朝、私は学校の最寄り駅の改札前にいた。
予定より15分前。ちょっと早く来すぎたかな。
今日は春希と映画を観る日。
嬉しくて嬉しくて昨日なかなか眠れなかったのは内緒。
「直!」
後ろから春希が走って来た。
「ごめん、待った?」
「ううん、今来たところ」
デートの時などの定番の受け答え。
「早く行こ?」
「おう」

映画館は、思ったよりも混んでいた。
やけにカップルが多い。
私たちは周りからどう思われているのかな。
兄妹?それとも…カップル?
チケットを買った後にキャラメルポップコーンを買い、席を探す。
春希の隣…。
なんか緊張する。隣に座るのは初めて。図書館では向かい合って座っていた。
予告をやっている最中に入ったので、わりとすぐに映画が始まった。
クライマックスの場面。
やっぱり泣ける。
隣を見ると、春希も静かに涙を流している。
ドキってする。

映画は終わり、エンディングに入る。周りは帰る準備をしているけれど、私と春希は静かに聴いていた。

「面白かったね」
映画の後、私たちはカフェでお茶をしていた。
「うん。観てよかった。誘ってくれてありがとな」
「どういたしまして。私も春希とみれてよかった」
「…なあ、直」
春希が深刻そうな顔で言う。
私が頼んだアイスコーヒーの氷がカランと音を立てる。
「何?」
「…いや、何でもない」
「えー何それー」
「また、いつか言うよ」
春希の顔は真面目。
何を言おうと思ったのかな…。

読んでくださった方、ありがとうございます╰(*´︶`*)╯
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<2016/12/11 16:22 あおば>消しゴム
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