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ソライロ
- アワイイロ -

ずっと何かを探していた。

『な、なぁ、あゆむくん…』

「あ"?…るせぇなぁ!引っ込んでろ!」

それが何かかは分からない。

『れなちゃん…あのさ、』

「っ話しかけないで!キモいんだから!」

でもきっと誰もが当たり前だと思っていることで、。

『高坂せんせい…レポートって…』

「はっ。黙ってちゃんとやれよ?」

忘れてはいけないことなんだ。

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俺は市川雄二(いちかわ ゆうじ)。
何も出来ない少年だった。
小学校卒業までずっと虐められてた。

でも中学になってやっと抜け出せる、そんな気がしていたのに。
父親の経営していた小企業が派手に赤字で倒産。
その頃はまだよく分からなかったけど、。

みんな泣いていた。
よほど情を込めていたのだろう。
でも遅かった。

うちには食料も尽きるほど貧困な生活を強いられていた。
ついには家賃を払えないほどになる。
両親が青ざめた顔で"この世の終わりだ"とでも言いたげだった。

翌朝、父と母が天井からぶら下がっていたのを発見した。
その時の顔がまだ脳裏に焼き付いている。
俺は身内がいなくなった。

施設は暗かった。
いつも子供の泣き声が聞こえて来た。
正直嫌だった。

15の冬、本当なら高校生活しているはず。
でも施設は崩壊。
俺は行き場を失った。

ずっと下を向いて歩いた。
河川敷まで行き、いつも夕焼けを眺めていた。
ふとその時、馴染みのあるようなないような甲高い声が聞こえて来たんだ。

「キミ、行くところがないの? ボクの元へおいでよ。」と。

人と話すのなんて何ヶ月ぶりだろう。
目の前の可愛いらしい少年に俺は希望を持ってしまった。
瞼の裏側に淡い光が射した。



新連載「ソライロ」!
無事、一話を書き終えることが出来ました(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ★
これからもっと重くファンタジーな内容にしていきたいと思います!!
読者の皆様、応援よろしくお願いします((。´・ω・)。´_ _))ペコリ
<2016/10/22 22:15 ロイ>消しゴム
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