Re:road
- プロローグ -
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「......行くんだ」
少年の、寂しそうな声が洞窟内に響き渡る。
少しの動揺が私を襲うけど、それも本の些細な物で。
今の私には大した時間稼ぎにすらならない。
「僕はあなたが悪いなんて思ってない。だからあなたがこんなことをする必要も無い」
彼は私に話し掛けるというより世界に宣言しているように見えた。
私は少し少年に向けて顔を回した。
白髪の虚弱で痩せた体のアルビノ。
今その深紅の目からは絶え間なく水滴がこぼれ落ちている。
「お願い.........行かないでよ................」
今まで聞いたことの無い程に悲痛な声は、だがそれでも私の足を止める分には足りなかった。
少年の、寂しそうな声が洞窟内に響き渡る。
少しの動揺が私を襲うけど、それも本の些細な物で。
今の私には大した時間稼ぎにすらならない。
「僕はあなたが悪いなんて思ってない。だからあなたがこんなことをする必要も無い」
彼は私に話し掛けるというより世界に宣言しているように見えた。
私は少し少年に向けて顔を回した。
白髪の虚弱で痩せた体のアルビノ。
今その深紅の目からは絶え間なく水滴がこぼれ落ちている。
「お願い.........行かないでよ................」
今まで聞いたことの無い程に悲痛な声は、だがそれでも私の足を止める分には足りなかった。
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