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双子再び
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次の日、誠は寝不足だった。
「誠、おっはよー!」
れいらが元気良く挨拶する。
「…誠?どうしたの?」
「何でも、ないよ。」
必死にごまかす誠の隣にはいつの間にか龍がいた。
「あっ、おっはよー龍君!」
「…おはよ」
龍は挨拶をして、机に鞄を置くと、授業の用意を始めた。
誠はおそるおそる龍の方向を向いた。すると、龍と目が合った。
「…えっとー、龍、さん?昨日は…」
謝ろうとしたとき、龍が誠の言葉を遮った。
「龍でいいって。昨日のことは気にしないで。」
「…!!」
誠は驚いた。怒っていると思っていたからだ。
「何か良くわからないけど、龍君優しいねー。それに比べて誠は~」
ヤレヤレ、とれいらは呆れる。
「…別に、誠も優しいと思うけど。」
龍は誠のフォローをする。
「イヤー、そんなことないよー」
といいつつ照れを隠しきれていない。
「二人だけで盛り上がってズルい…」
れいらはやきもちをやいた。
「月成さんも、明るくて、優しくて、頼りになるよ。」
「ほっ、本当に!?」
龍の究極の一言でれいらは元気になった。そして、龍の背中を勢いよく押した。
「止めろよれいら、嫌がってるじゃん!」
「大丈夫!嫌がってない、龍君抵抗してないし~。」
そういうやり取りをみて、龍は笑った。誠は、ほっとした。

読んでくれた方ありがとうございます
<2016/11/12 17:14 柚子丸>消しゴム
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