「恭平ぃ~!! 朝だって! 朝なんだよ~!!!」
さっきから朝、朝と騒ぎ立て小石を窓に当てまくってる彼女を近隣の皆様は微笑ましそうに眺めている。
「アイツ、起きないんだけど!?」
「僕に訊かれてもな……困る」
ガラッと窓が開く。
「音葉うるせえ!! 窓に石当てんな!! 叫ぶな!! ってなんもすんなぁぁぁぁ!!!!」
「恭平が一番煩いね。近所迷惑。」
「さっさと準備してこいっ!!」
………窓が閉まった。
音葉は「やりきった」と、満面の笑みで玄関を見つめる。
ドタドタ、ガチャガチャ、ガッシャンガッシャン。
まるで事故が起こったような音が……扉一枚の奥で何が起きているのだろう?。
「恭平、どんな準備してんのかな……」
彼女の心情も同じだったらしい。
「……ど、どうなんだろう」
「はよ!!!!」
玄関が開き飛び出したのは恭平。朝陽 恭平だった。
「おはよう」
「おはよう! 遅かったじゃん」
「ハハ………おはよ」
恭平は女子に好かれる。いわゆる……モテ男?
性格がいいから、背が高いから、端整な顔立ちだから。
僕とは………違う。
ひねくれてるし、背は低いし、かっこよくもない。
「いーよなぁ。恭平は」
「ん? どうした、望」
口に出ていたようです。……う、ん?
「だってさあ、カッコいいじゃん」
「望は可愛い系だろ?」
「うん! 望は可愛い系だよ!!」
「……………僕、男なんだよね。知ってた?」
可愛い系……男なのに? おかしいだろう。
普通だってことだ。
前を行く二人の後ろをついて行く。
美男美女のカップル……に見えてしまう。
本人曰くそうではない……らしいが。
届くかなぁ。いつか……いつか。
「望?」
「あ……ごめん」
「髪に……花弁がついてたから」
無意識に作ったチャンスも、消してしまうんだ。
さっきから朝、朝と騒ぎ立て小石を窓に当てまくってる彼女を近隣の皆様は微笑ましそうに眺めている。
「アイツ、起きないんだけど!?」
「僕に訊かれてもな……困る」
ガラッと窓が開く。
「音葉うるせえ!! 窓に石当てんな!! 叫ぶな!! ってなんもすんなぁぁぁぁ!!!!」
「恭平が一番煩いね。近所迷惑。」
「さっさと準備してこいっ!!」
………窓が閉まった。
音葉は「やりきった」と、満面の笑みで玄関を見つめる。
ドタドタ、ガチャガチャ、ガッシャンガッシャン。
まるで事故が起こったような音が……扉一枚の奥で何が起きているのだろう?。
「恭平、どんな準備してんのかな……」
彼女の心情も同じだったらしい。
「……ど、どうなんだろう」
「はよ!!!!」
玄関が開き飛び出したのは恭平。朝陽 恭平だった。
「おはよう」
「おはよう! 遅かったじゃん」
「ハハ………おはよ」
恭平は女子に好かれる。いわゆる……モテ男?
性格がいいから、背が高いから、端整な顔立ちだから。
僕とは………違う。
ひねくれてるし、背は低いし、かっこよくもない。
「いーよなぁ。恭平は」
「ん? どうした、望」
口に出ていたようです。……う、ん?
「だってさあ、カッコいいじゃん」
「望は可愛い系だろ?」
「うん! 望は可愛い系だよ!!」
「……………僕、男なんだよね。知ってた?」
可愛い系……男なのに? おかしいだろう。
普通だってことだ。
前を行く二人の後ろをついて行く。
美男美女のカップル……に見えてしまう。
本人曰くそうではない……らしいが。
届くかなぁ。いつか……いつか。
「望?」
「あ……ごめん」
「髪に……花弁がついてたから」
無意識に作ったチャンスも、消してしまうんだ。
