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雨音 掻き消して嘲笑。



「ん~!! ここのドーナツは甘いな!」
「そりゃあドーナツだから……甘いよ」

放課後、恭平に呼ばれ、男二人でドーナツショップに来た。
僕は大好物のチョコレートを。
恭平はストロベリーを。

「音葉をおいてきてよかったの?」

彼はきょとんと僕の顔を見て、にんまり笑った。

「今日はアイツが居ちゃダメなんだよ」
「なんで?」
















「俺は、音葉が好きだ」












わかっていた、わかっていたつもりで。

「中学からの付き合いだっけ? 音葉と恭平は」
「ああ」
「なんで……僕に? 音葉の幼馴染みだから?」
「違うよ。望が、俺の一番の男友達だから」
「そう……なんだね」
「あ~っ! すっげえ恥ずかしいっ!!」


顔を赤らめ、にこにこ笑う彼。



「応援してくれる……かな」



























「うん。わかった」



僕は、自分の心を殺した。







<2017/01/06 15:33 霜月鈴妖>消しゴム
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