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寒がりの、治療法。
- 十五歩目。 -

優人サイド

 ばたん!

 そんな効果が追加されそうな音を立てて、扉を開ける。
 真樹と亮は既に来ていて、目を丸くしながらこちらを向いた。

 真樹「ど、どうしたの…びびった」

 さすがに真樹はびっくりしたようで。
 ジュースを飲む姿勢のまま、こちらを凝視してくる。

 優人「久代さんの、ことなんだけど。」

 若干語気を強めて真樹を睨むと、亮は早くも察した様だった。

 亮「なんで女子が知ってるのか、だろ?」

 頷くと、亮は一つ、大きな溜息をついた。

 亮「俺らもそれについて話してたとこ。真樹は話してないって言うし。」

 真樹は話してないのか。
 ちょっと安心して、俺も溜息をつく。

 真樹「何処から漏れたのかなー?」

 真樹は不思議そうにしているが、考えてみれば盗み聞きならいくらでも出来るのだ。
 ドアの前に立って居れば会話はある程度聞こえる。
 真樹と同じように調べた人だって居るかもしれない。

 優人「あ~、面倒な予感しかしない…」

 亮「同意」

 ただでさえ久代さんの事をいつも毛嫌いしている女子が聞けば?
 当然、さらに広まるだろう。 

 久代さんの耳に入らないと良いけど…

<2016/07/20 22:20 蜜柑>消しゴム
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