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白紙の物語
- 踊る雪たちは言った -

プロローグ 『白銀の世界で』
その夜は、雪が降っていた。空からふわふわと地上に降り立つ結晶を、月明かりが優しく照らし淡色に輝いていた。
そんな夜、一人の少年は出会ったんだ。
「君の、名前は?」
少年は名前が知りたかった。目の前に立つ、雪のように透き通った少女の名前を。
「私は…。私の名前は…」
雪降る夜、少年は一人の少女に恋をした。少年はもっと少女のことが知りたかった。一緒にいたかった。ふたりの時間が欲しかった。
この出会いは偶然か必然か…。それとも、『運命』と呼ぶべきなのか、そんなことを思いながら少年は言った。
「俺と、付き合ってくれませんか…?」
白銀の世界で、少年は何を思って言ったのか、誰を想って言ったのか、すべてはここから始まったんだ。

<2016/11/06 12:47 K斗>消しゴム
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