「ごめんよディアンヌ。オイラが持ってたなんて、もっと早く気づいてれば…。」
「見つかったんだから、いいんだよ。気にしないで。」
優しく笑ってディアンヌはそう言った。
そしてキングは今度はアイリスに不満をぶつけた。
「アイリス。その…なんでこんなことしたんだい?人の物を勝手に隠すなんて、やっていいことと悪いことがあるだろう?」
キングにそう言われしゅんと落ち込むアイリス。
それを見かねたディアンヌは
「キング、もういいよ。アイリスだって反省してるだろうし、元はと言えば、キングへの好意からやっちゃったことだし。ボクも、気持ちわからないでもないしさ。」
最後はちょっとてれながらそう言った。
「ディアンヌ…。」
「キミは、本当に優しいね。」
優しくディアンヌの頭をなでるキング。
すると突然、アイリスが泣き出した。
驚いて彼女の方をむく二人。
「なん、で…。私じゃダメなの…私の方が、ずっと昔からあなたを…あなただけを見てきたのに!!」
「「え?」」
ディアンヌとキングは、彼女の言っている意味がわからなかった。
それもそのはず、アイリスとは、つい先日出会ったばかりなのだ。
「何を言ってるんだい、アイリス。キミとは、先日初めて出会ったんじゃないか。」
「違う!!!」
キングが言い終わるかどうかというところにかぶせて彼女はそう叫んだ。
そして大粒の涙を流しながら言った。
「私は…五百年も前から、あなたを想っていたのに。あなたはちっとも気づいてくれないのですね…。
妖精王ハーレクイン。」
「どうして…オイラの名前を…。キミは、一体誰なんだ?」
