「ディアンヌ」
「キング!…ローズは、もう大丈夫なの?」
「うん。疲れてたみたい。ぐっすり眠ってるよ。」
キングは、ディアンヌの部屋にきていた。
「あの…ローズがキミに酷いことたくさんいっちゃったけど、本心じゃないんだ。許してやってほしい。ごめんよ。」
キングは彼女のかわりに謝った。
「わかってるよ。だから、そんな顔しないで。」
キングが顔をあげると、いつもの彼女の笑顔があった。
キングは彼女が腰かけているベッドの隣にほんの少し距離をあけて座った。
するとディアンヌはこう言った。
「ねぇでもさ…やっぱりキングも、ボクがついこの前まで団長のこと…好きだったってこと、気にしてるの?」
ディアンヌは気まずそうにそう聞いた。
「ディアンヌは、今も団長が好きなの?」
とキングは聞き返す。
ディアンヌはすぐさま
「違う!!ボクは、ハーレクインが、好き…だよ。」
最初は勢いよく言ったが、最後は小さな声で、髪で赤くなった顔を隠しながらそう言った。
「じゃあ、オイラはそれで充分だよ。」
と満足気にキングは言った。
