それから数ヶ月後。
エリザベスは無事に、元気な男の子を出産した。
エリザベスに似て綺麗な顔立ちに、メリオダスの瞳と同じ色の赤ちゃんだ。
「エリザベス〜!大丈夫?お見舞いきたよ!」
ディアンヌは、まだベッドから出られないエリザベスのお見舞いにきた。
彼女は今、リオネスのお城にいた。
「ディアンヌ!私は元気よ!でも、マーリン様が、まだ数日は安静にしといたほうがいいと言っていたから。」
「そっかぁ!でもよかったー無事に産まれてくれて!ねぇ、キング!」
ディアンヌは隣にいる恋人に同意を求める。
「ほんとだね。エリザベス様、おめでとう。これ、お見舞いのお花です。」
キングは持っていた花束を小さめの机の上に置いた。
「わぁ、かわいい花束!ありがとうございます、キング様、ディアンヌ!」
「おおー!お前らもきてくれたのか。サンキューな。」
部屋のドアをあけ、入ってきたのはメリオダスだ。
「あ、団長!おめでとう」
「おめでとう!赤ちゃん、かわいいね。」
「サンキュー!
だろー?エリザベスに似てよかったなー、お前。」
メリオダスはエリザベスの隣の小さなベッドですやすやと眠っている愛し子のほっぺたを優しくぷにぷにした。
「あ、ねぇ。名前は?何て言うの?」
ディアンヌが聞いた。
エリザベスが答える。
「それがね…。悩みすぎちゃって、まだ考え中なのよ。」
とエリザベスは苦笑いした。
「ふふ、エリザベスらしいね。」
それから、少し話して、キングとディアンヌはお城を後にした。
「元気そうでよかったね!」
「そうだね。出産前はものすごく苦しんでたから、心配だったけど。」
「出産って、大変なんだねぇ…。」
そんな会話をしながら、豚の帽子亭へと帰っていった。
