「え〜っと…とりあえず、軽いものからいこうかな。」
キングは渡されたメモを見ながら、商店街の通りをふよふよと浮かびながら進んでいく。
とそこに、見覚えのある背中を見つけた。
「ローズ!」
少女は振り返ると、少し驚いた表情でキングを見つめた。
「ハーレクイン様!…えっと、こんなところで何を?」
人間の姿に変装している彼女は、持っている紙袋をギュッと抱き抱えている。
「オイラは、団長に頼まれて買い出しにきているところさ。」
「団長って、メリオダスさんのことですか?」
「そうだよ。知ってるの?」
「有名ですもの。七つの大罪団長って。」
「実は、団長とエリザベス様の、子供が産まれたんだよ。今度、見においで。」
「まぁ、そうなんですね!はい、今度、伺いますね。」
「じゃあ、オイラ買い出しあるから、いくね。」
「あ、ハーレクイン様!」
彼女に呼び止められ、振り返る。
「おめでとうございます!それじゃあ!」
手を振りながらかけていく彼女。
「え?何が…?」
ポカンとしながら彼女を見つめる。
「ま、いっか。」
特に深くも考えずに、買い出しを続けることにした。
一時間ほどして、ようやく買い物リストを制覇したキング。
「はーぁ、今日は、疲れたなぁ。」
クッションになった神器に大量の荷物を乗せ、その隣をふよふよと浮かぶ。
そして、豚の帽子亭へ戻る道を進んだ。
