宿屋に事情を説明すると、快く部屋を貸してくれた。
エリザベスはとりあえずディアンヌをベッドに寝かせ、布団をかけてあげた。
「大丈夫?お水か何か持ってこようか?」
「ううん、平気。ありがとう。急にこんなことになっちゃってごめんね。」
と申し訳なさそうに言った。
「いいのよ!そんなことは気にしなくて。それより、少し眠るといいわ。」
「うん。ありがとう」
ディアンヌは目を閉じると数分で寝息を立て始めた。
エリザベスは、彼女が起きたらお城の医師のところへ連れて行こうと決め、部屋にあった本を一冊手に取り、静かに読み始めた。
一方その頃。
キングとメリオダスは、布を買いに来ていた。
が、キングはそれどころじゃない様子だった。
「ねぇ団長。ディアンヌ大丈夫かな。いつもあんなに元気なのに。まさか、悪い病気とかじゃ…。」
「まぁまぁ落ち着けよ。お前がそんなんじゃ、逆にディアンヌに心配されるぞ。
それに、エリザベスがついてる。こーゆーのは、女同士の方が安心できるもんだろ?」
そう言いながら団長はお店の布をしっかりと選んでいる。
「そうなのかな…。」
心配は消えなかったが、
しかし今はエリザベス様に任せるしかない、と思い気を紛らわせるため団長と布を選ぶことにした。
そして布やレースや針など、必要な道具を買い揃え、二人は店を後にした。
