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今、キミに伝えたい想い



ーカランコロンー

店のドアを開けると、小さな鐘の音が響いた。
すると、奥からおじいさんが出てきた。
「いらっしゃい。…おや、これは珍しいお客さんだ。あんた、七つの大罪、サーペント・シンのディアンヌだろ?」
「ボクを、知ってるの?」
「王都を救ってくれた英雄だ。当然のことじゃ。」
優しそうに笑って、店主のおじいさんは言った。
「それで、何かお探しかな?」
「あ、あの実はね、おじいさんが物知りだって聞いたから。
リナリアって、何のことだかわかる?」
「リナリア…?はて、それは確かー…」

うーん、と考えて、はっ!と顔をあげた。
「おお、そうだ!花の名前だ!思い出した。確か、リナリアという花があったんじゃ。」
「お花の…名前?」
「ちょっとまっちょれ。」
おじいさんは店の奥へいくと、一冊の分厚い本を持ってきた。
そして机においてあったメガネをかけ、最初のページを開くと、パラパラとめくってあるページを開いた。
「ほら、これだ。」
おじいさんが指さしたところには、一枚のお花の写真があった。

「このお花…!」
ディアンヌには、見覚えのあるお花だった。

そう、それはまさにキングが作ってくれたネックレスの押し花に使われているお花だったのだ。

続きます。
<2016/11/09 02:07 ついんくる>消しゴム
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