その写真をみると、黄色っぽい小さなお花がたくさん写っていた。
(キングがボクに作ってくれたのは、薄紫色だったな。
キングなら、何か知ってるかな?)
あのネックレス自体が、何らかのヒントになっていることはわかったが、それを探しているわけで、ディアンヌにはそれ以上わからなかった。
「おじいさん、どうもありがとう!」
深く頭を下げ、お店を後にした。
一度、豚の帽子亭に戻って、キングに聞いてみよう。
街の商店街を駆け足で通り抜ける。
すると、見覚えのある背中が商店街の一角に見えた。
「あっ!キング〜!!」
「ディアンヌ⁉︎なんでここに?」
ディアンヌがまさに今探していた人物は、どうやらお店の買い出し中らしく、驚いた表情でかがんでいた腰をあげた。
「あの…アイリスに会わなかったかい?キミに謝りたいって、一人で出て行ったんだけど。」
控えめに彼は聞いた。
(あ…そうだった。ボク達喧嘩してたんだった。)
「うん、アイリスには会ったよ。実はね…。」
ディアンヌは事の経緯をキングに説明した。
するとキングはその話を聞いて驚いていた。
「アイリスがそんなことを⁉︎人のものを勝手に隠すなんて…。そんなことするような子に見えないんだけどなぁ。ところで、何のためにそんな勝負をしているんだい?」
キングは最も疑問であることを聞いた。
でも、自分がキングに相応しいか試されてる、とは言えず、
「内緒!」
と誤魔化してしまった。
キングはあまり納得しなかったが、こう言った。
「とにかく、オイラはお店に荷物置いたら、アイリスを探してくる。多分森のどこかにいると思うから。なんとかどこに隠したか白状させてみるよ。」
キングはディアンヌの頭をぽんぽんと撫でて、優しく微笑んだ。
