「じゃあ、活動開始しますか!」
部長の篠原が教室の前の教壇に立つ。
「えーっと、じゃあみんな席について。部会始めるから。」
ワラワラとみんな席に着き始める。
「じゃあ今日の部会を・・・・って佐藤、イヤホン取って。」
「・・・。」
佐藤は相変わらず窓の外を見ている。
「佐藤君、部会始まったよ。」
私は隣にいる佐藤君の肩を叩く
「・・・・ん、どうした?」
イヤホンを片耳はずし、こちらを振り向いてくる。
「部会、始まったよ。」
「あ、っそ。」
片手でイヤホンを取り外し、前を向く。
「あ、神川。ありがとう。それで、今日の活動は文化祭に向けて展示の用意を始めたいと思います。」
「文化祭・・もうそんな季節か・・・。」
ウチらの学園祭は珍しく6月にあり、ゴールデンウィークあたりからもうどの部活も準備を始める。
「そう、あと一か月くらいしかない。だから何展示するか決めなきゃいけないんだけど、何かいい案ある?」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・何かある人・・・。」
篠原が問いかけたが、誰も答えない。
「文化祭・・・って、俺らなんか展示すること・・・ある?」
「・・・なんも・・・ないよね・・・。正直言って。」
沖本の発言に御堂が答える。
まあ、確かに・・・なに展示すればいいんだろう・・・。
「まあ心霊写真とかUFOの写真とかがあればいいんだけど。ほら、例えば『日本各地の心霊スポット!』みたいな。」
「・・・何も持ってないしね・・・。」
何か展示・・・・か・・。
展示・・・展示・・。
しばらく教室内に沈黙の時間が流れる。
その時、私の脳裏にあの雑誌の記事が横切った。
「幽霊・・・。」
「え?」
みんなが私の方を振り向いてくる。
「お化け屋敷やろうよ!この教室で!」
無意識のうちに大きな声で言ってしまった。
「・・・お化け屋敷・・・か・・・・・・・。・・・いいね。」
「さっすが~。トモりんナイスアイデア!」
「俺もその案賛成!なあ、部長?」
部長はしばらく考え込んだけれど、その後顔を上げて、
「・・・そうだね、そうしよう。」
「よっしゃー、決まりだな!今年はお化け屋敷だ!」
「あ、あと、その予習として例の小林総合病院に行って下調べすればいいんじゃない。」
「いいね!肝試しのついでに本場のガチ心霊スポットの見学!」
「げっ・・・マジで行くの・・・?」
「え、もしかして沖本って、ホラー系苦手だったりする?」
「い、いや、そんなんじゃねーよ!だ、大丈夫だっつーの!」
「じゃあ決まりね。心霊病院へレッツゴー!」
・・・・・みんな楽しそうで、まあなによりだよ。
「じゃあみんな、そういうことなら今から一時間後の午後5時に小林総合病院に集合。各自準備してきてね。大丈夫?」
『はーーーい。』
「じゃあ一旦解散!遅れないでね。」
続く
部長の篠原が教室の前の教壇に立つ。
「えーっと、じゃあみんな席について。部会始めるから。」
ワラワラとみんな席に着き始める。
「じゃあ今日の部会を・・・・って佐藤、イヤホン取って。」
「・・・。」
佐藤は相変わらず窓の外を見ている。
「佐藤君、部会始まったよ。」
私は隣にいる佐藤君の肩を叩く
「・・・・ん、どうした?」
イヤホンを片耳はずし、こちらを振り向いてくる。
「部会、始まったよ。」
「あ、っそ。」
片手でイヤホンを取り外し、前を向く。
「あ、神川。ありがとう。それで、今日の活動は文化祭に向けて展示の用意を始めたいと思います。」
「文化祭・・もうそんな季節か・・・。」
ウチらの学園祭は珍しく6月にあり、ゴールデンウィークあたりからもうどの部活も準備を始める。
「そう、あと一か月くらいしかない。だから何展示するか決めなきゃいけないんだけど、何かいい案ある?」
「・・・。」
「・・・。」
「・・・何かある人・・・。」
篠原が問いかけたが、誰も答えない。
「文化祭・・・って、俺らなんか展示すること・・・ある?」
「・・・なんも・・・ないよね・・・。正直言って。」
沖本の発言に御堂が答える。
まあ、確かに・・・なに展示すればいいんだろう・・・。
「まあ心霊写真とかUFOの写真とかがあればいいんだけど。ほら、例えば『日本各地の心霊スポット!』みたいな。」
「・・・何も持ってないしね・・・。」
何か展示・・・・か・・。
展示・・・展示・・。
しばらく教室内に沈黙の時間が流れる。
その時、私の脳裏にあの雑誌の記事が横切った。
「幽霊・・・。」
「え?」
みんなが私の方を振り向いてくる。
「お化け屋敷やろうよ!この教室で!」
無意識のうちに大きな声で言ってしまった。
「・・・お化け屋敷・・・か・・・・・・・。・・・いいね。」
「さっすが~。トモりんナイスアイデア!」
「俺もその案賛成!なあ、部長?」
部長はしばらく考え込んだけれど、その後顔を上げて、
「・・・そうだね、そうしよう。」
「よっしゃー、決まりだな!今年はお化け屋敷だ!」
「あ、あと、その予習として例の小林総合病院に行って下調べすればいいんじゃない。」
「いいね!肝試しのついでに本場のガチ心霊スポットの見学!」
「げっ・・・マジで行くの・・・?」
「え、もしかして沖本って、ホラー系苦手だったりする?」
「い、いや、そんなんじゃねーよ!だ、大丈夫だっつーの!」
「じゃあ決まりね。心霊病院へレッツゴー!」
・・・・・みんな楽しそうで、まあなによりだよ。
「じゃあみんな、そういうことなら今から一時間後の午後5時に小林総合病院に集合。各自準備してきてね。大丈夫?」
『はーーーい。』
「じゃあ一旦解散!遅れないでね。」
続く
