注意・嘔吐表現ありです!!
「…あーー…………」
皆さんこんにちは。
名字がもう少しそれっぽかったらな、と今更考える月色です。
「………はぁー………」
ため息、何回めだろう。
「歌恋ちゃん、お薬持ってきたよ。」
「ありがとうございます……」
只今絶賛、風邪っぴきです。
事の発達は、まさかの土方さん。
ある日、廊下に倒れているのを蹴りました。
………前にもあった気がするけど、気にしない!
ーーーーーーーーーーーーーー
「…うぇっ!?土方さん!!」
屯所にこだました私の声。
それを聞きつけて、真っ先に訪れたのは一君だった。
普段からは想像もつかない慌てっぷりで飛んできて、私から土方さんを奪って自室に飛び込んでいく一君を見て、私はただ固まった。
そのまま、遅れて口を開く。
「…へ?」
…………何があった。
私は数秒後、やっと立ち上がり一君の部屋の戸を開ける。
「きゃああああぁぁぁあぁ!!!!!」
本日二度目の屯所大迷惑。
私の目の前には、土方さんの服を脱がしている一君が居た。
ーーーーーーー
あの後、一君に詳しく事情を聞くと。
・土方さんの汗が酷い。
・どうしよう。
・そうだ、着替えてもらおう。
・よっしゃあ脱がすぜぇ!
……だ、そうです。
「……なんか、すみません……」
私の前に生真面目に正座した一君の頭には、大きなたんこぶが出来ている。
「斎藤、今何時だと思ってんだ!!」
現在、深夜。
私の悲鳴を聞いて駆けつけた左之さんは半裸になりかけた土方さんと固まる私を見て、理不尽にも話を聞かずに一君に拳骨を食らわせたのだ。
勿論、話を聞いたら本気で謝ってました。土下座してました。
「……では、土方さんのことは任せちゃって良いですか?」
そう問うと一君は勿論、と頷く。
「任せろ。」
一君なら安心だし、私はそっと戸を閉めた。
………兎に角眠い!
朝。
爽やかな空気に似合わず、真っ青な顔の一君と会いました。
「………どうしました、一君…」
「……っ……」
…………察したんだけどどうすれば良いですか。
いやもう嫌でも気づくわ顔真っ青で口押さえててこの先は厠だったら。
えーーっと。
「だ、誰かぁぁぁ桶を持ってきt「………っぷ…」えちょ、ぎゃぁあぁぁああぁあぁぁぁぁあぁあ!!!!!!」
叫んでばっかりで喉が……………。
「小さくねぇか、歌恋?」
身長じゃないよ?服のことだよ?
あれから救出に来てくれた千鶴と平ちゃんに私はお風呂場に放り込まれ(一君は一切汚れていませんでした口以外)、平ちゃんに服を借りたのだ。
……千鶴の袴より動きやすそうって思ったんだけど結構あの守ってるアレが変な感じ…。
「問題ないです。……一君は…」
「……まだ顔は青白いよね。桶、用意しておく?」
「……ですね。じゃ、平ちゃんお願いします。」
「オレかよ!!」
平ちゃんが文句を言いながら廊下へ出た時、私はある事に気がついた。
「………土方さん…………」
「え?土方さんもお体を崩しているの?」
「はい。少なくとも昨日は…」
「……私、行ってくる!!」
………うん、凄く頼もしいよ?
でもさ?
「…………一人にしないでくださいよ…」
桶も無いし………………。
また浴びろと?
「そっか。それで千鶴が……」
なんとか一君が吐き気を催す前に平ちゃんが来てくれて、私はほっとため息を吐いた。
「……石田散薬、もらいますか?」
「土方さん寝込んでんだろ?もらえるとは思えないんだけど…」
「……確かに。」
というか、石田散薬は打ち身とかに効くんだよね…………効かないけど。
「…暇ですね。」
「…暇だな。」
…………………………何してようかな。
「土方さん?」
私は、土方さんのお部屋の前でそっと声をかける。
……返事は無い。
やはり、体調が良くないのかな………。
どうしよう。開けていいのかな?
………………土方さん、もし倒れてしまっていたら……………………………。
私は勇気を出して、戸に手をかけた。
「失礼します。」
少し開けて、中を覗くと。
「ひ、土方さん!?」
私は思わず叫んでしまった。
土方さんが、倒れている。
顔は赤いし、息も荒い。
「大変……!布とお水持っていかないと!」
私はなんとか土方さんを布団まで運ぶと、部屋を飛び出していった。
「……ん」
朝。
………気のせいかな……?
空えずきが聞こえるんだけど………。
「……っ……ぉぇ…………」
「ああああ一君!お、桶!!あ、あった!どうぞ!」
「……と…言われても……っふ、……」
……あ、出すものが無いのか。
昨日からずっと食べてないもんなぁ。私もお饅頭だけでお腹が……。
じゃなくて!
「水!水持ってきますね!」
私はそのまま部屋を飛び出した。
「おはようございます!」
「ああおはよう……月色君?」
「すみません、少々急いでますのでぇぇぇ!!」
「……なんだったのかね?」
私は急いで水を湯のみに入れると、そのまま勝手場から走り去る。
「歌恋!今日お前と一君が朝餉の当番なんだけど…」
「すみません平ちゃんと誰かでやっててください!」
「え!?」
……あれ?平ちゃんって昨日まで一君のとこに………………ま、いっか。
「一君!」
私はそう叫ぶとスパーンと戸を開けた。
一君は青い顔で呆然と私を見る。
「……早……」
ぼそっと何か聞こえた気がするけど…なんだろう?
まあ気にしないで、私は一君に湯のみを差し出した。
「はい、水です!」
「…すまない……」
一君はそのまま水を飲む。
少しすれば、水は戻ってきていくらか一君の顔色も良くなった。
「お腹にくる風邪、ってところですかね?」
「……だな。大丈夫か?斎藤。」
「「ふぇっ!?」」
急に来る声はかなり驚くのでやめていただきたく。
私はジト目で声の主を見上げた。
そう睨むな、と笑うのは左之さん。
手には桶を持っている。
「平助から話は聞いててよ、そろそろいるんじゃないかってな。」
「ありがとうございます。」
私はありがたくそれをもらった。
これでまた桶を用意しにいっている間に、ってなったら大惨事だもんね。
「ここは俺が居てやるから、歌恋は何か食ってきたらどうだ?腹減ってんだろ?」
……同じムキムキでどうしてこう違うんだろ…。
「ありがとうございます。じゃあ行かせてもらいますね。一君も何か食べますか?」
「…今は要らぬが………一応、貰えるか?」
「はい。何時頃とかはありますか?」
「…あんたが朝餉をとった後で良い。」
「承知、です。」
一君は病人だし、豆腐で味噌汁作ろっかな。
「うー…頭痛いよ平助の馬鹿……」
「なんでオレなんだよ!」
「うるさい…」
「……悪い。」
オレは謝ると、ため息を吐いた。
なんでオレが総司の世話なんかしなきゃならねぇんだよ……。
朝餉の当番までやらされるしさぁ。
ーーー
「え、オレが?」
「仕方ねぇだろ?歌恋も千鶴も、斎藤と土方さんの世話をしてんだからよ。」
「そうそう。行ってこいよ平助!見つけたのもお前だしな!」
「他人事だと思ってさぁ……酷いよ新八つぁん。」
「ま、頑張れよ!」
「はぁ…」
ーーー
「もー、なんでよりによって平助なの…?一君とか歌恋ちゃんとか千鶴ちゃんとか、もっとまともな人居るよね?」
「オレだって好きで居るわけじゃねぇんだけど。
一君は風邪引いて歌恋が看病してるし、千鶴は土方さんの看病してんの。んでオレは新八つぁんに押し付けられたの。」
「新八さん、酷いなぁ。」
「オレが言いてぇよソレ…」
まあさ、総司が熱とかだけで済んだのは良いんだけど。
総司ってなぁんか扱い辛いっていうかさ。
「……早く治せよ。」
「気持ち悪!どうしたの平助!」
「人が折角言ってやってんのにその態度!」
「……土方さん、もう良いんですか?」
私がそう聞くと、土方さんは私に向かって微笑んだ。
「ああ。熱も下がったしな。」
そう言うけれど、やはり心配………。
まだ病み上がりなんだし…。
「俺はもう良いから、歌恋の手伝いでもしてろ。斎藤、大変なんだろ?」
「………じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます。土方さんも、無理しないでくださいね。」
「ああ。」
私は少し不安だったけれど、土方さんのお言葉の通り斎藤さんのお部屋へ向かったのであった。
朝ご飯を食べ終えた私は、豆腐たっぷり味噌汁を手に一君の部屋に入る。
「お待たせしましたぁ。」
「(自主規制)」
……そろそろ嘔吐恐怖症になっても良い気がする。
一君本当に大丈夫かな?
左之さんも心配そうに一君の背中をさすっている。
「……こりゃ飯どころじゃなさそうだな。
ま、一応そこに置いといてくれるか?」
「はい。」
私はそっと膳を置き、一君の背中に手をやった。
一君の背中は時折震えており、相当苦しいことがわかる。
「あの後、何か飲み食いしました?」
「ああ。一応水は飲ませたが…」
ああああ、ポ○リ欲しい……!
私は久しぶりに、現代が恋しくなった。心から。
「…あーー…………」
皆さんこんにちは。
名字がもう少しそれっぽかったらな、と今更考える月色です。
「………はぁー………」
ため息、何回めだろう。
「歌恋ちゃん、お薬持ってきたよ。」
「ありがとうございます……」
只今絶賛、風邪っぴきです。
事の発達は、まさかの土方さん。
ある日、廊下に倒れているのを蹴りました。
………前にもあった気がするけど、気にしない!
ーーーーーーーーーーーーーー
「…うぇっ!?土方さん!!」
屯所にこだました私の声。
それを聞きつけて、真っ先に訪れたのは一君だった。
普段からは想像もつかない慌てっぷりで飛んできて、私から土方さんを奪って自室に飛び込んでいく一君を見て、私はただ固まった。
そのまま、遅れて口を開く。
「…へ?」
…………何があった。
私は数秒後、やっと立ち上がり一君の部屋の戸を開ける。
「きゃああああぁぁぁあぁ!!!!!」
本日二度目の屯所大迷惑。
私の目の前には、土方さんの服を脱がしている一君が居た。
ーーーーーーー
あの後、一君に詳しく事情を聞くと。
・土方さんの汗が酷い。
・どうしよう。
・そうだ、着替えてもらおう。
・よっしゃあ脱がすぜぇ!
……だ、そうです。
「……なんか、すみません……」
私の前に生真面目に正座した一君の頭には、大きなたんこぶが出来ている。
「斎藤、今何時だと思ってんだ!!」
現在、深夜。
私の悲鳴を聞いて駆けつけた左之さんは半裸になりかけた土方さんと固まる私を見て、理不尽にも話を聞かずに一君に拳骨を食らわせたのだ。
勿論、話を聞いたら本気で謝ってました。土下座してました。
「……では、土方さんのことは任せちゃって良いですか?」
そう問うと一君は勿論、と頷く。
「任せろ。」
一君なら安心だし、私はそっと戸を閉めた。
………兎に角眠い!
朝。
爽やかな空気に似合わず、真っ青な顔の一君と会いました。
「………どうしました、一君…」
「……っ……」
…………察したんだけどどうすれば良いですか。
いやもう嫌でも気づくわ顔真っ青で口押さえててこの先は厠だったら。
えーーっと。
「だ、誰かぁぁぁ桶を持ってきt「………っぷ…」えちょ、ぎゃぁあぁぁああぁあぁぁぁぁあぁあ!!!!!!」
叫んでばっかりで喉が……………。
「小さくねぇか、歌恋?」
身長じゃないよ?服のことだよ?
あれから救出に来てくれた千鶴と平ちゃんに私はお風呂場に放り込まれ(一君は一切汚れていませんでした口以外)、平ちゃんに服を借りたのだ。
……千鶴の袴より動きやすそうって思ったんだけど結構あの守ってるアレが変な感じ…。
「問題ないです。……一君は…」
「……まだ顔は青白いよね。桶、用意しておく?」
「……ですね。じゃ、平ちゃんお願いします。」
「オレかよ!!」
平ちゃんが文句を言いながら廊下へ出た時、私はある事に気がついた。
「………土方さん…………」
「え?土方さんもお体を崩しているの?」
「はい。少なくとも昨日は…」
「……私、行ってくる!!」
………うん、凄く頼もしいよ?
でもさ?
「…………一人にしないでくださいよ…」
桶も無いし………………。
また浴びろと?
「そっか。それで千鶴が……」
なんとか一君が吐き気を催す前に平ちゃんが来てくれて、私はほっとため息を吐いた。
「……石田散薬、もらいますか?」
「土方さん寝込んでんだろ?もらえるとは思えないんだけど…」
「……確かに。」
というか、石田散薬は打ち身とかに効くんだよね…………効かないけど。
「…暇ですね。」
「…暇だな。」
…………………………何してようかな。
「土方さん?」
私は、土方さんのお部屋の前でそっと声をかける。
……返事は無い。
やはり、体調が良くないのかな………。
どうしよう。開けていいのかな?
………………土方さん、もし倒れてしまっていたら……………………………。
私は勇気を出して、戸に手をかけた。
「失礼します。」
少し開けて、中を覗くと。
「ひ、土方さん!?」
私は思わず叫んでしまった。
土方さんが、倒れている。
顔は赤いし、息も荒い。
「大変……!布とお水持っていかないと!」
私はなんとか土方さんを布団まで運ぶと、部屋を飛び出していった。
「……ん」
朝。
………気のせいかな……?
空えずきが聞こえるんだけど………。
「……っ……ぉぇ…………」
「ああああ一君!お、桶!!あ、あった!どうぞ!」
「……と…言われても……っふ、……」
……あ、出すものが無いのか。
昨日からずっと食べてないもんなぁ。私もお饅頭だけでお腹が……。
じゃなくて!
「水!水持ってきますね!」
私はそのまま部屋を飛び出した。
「おはようございます!」
「ああおはよう……月色君?」
「すみません、少々急いでますのでぇぇぇ!!」
「……なんだったのかね?」
私は急いで水を湯のみに入れると、そのまま勝手場から走り去る。
「歌恋!今日お前と一君が朝餉の当番なんだけど…」
「すみません平ちゃんと誰かでやっててください!」
「え!?」
……あれ?平ちゃんって昨日まで一君のとこに………………ま、いっか。
「一君!」
私はそう叫ぶとスパーンと戸を開けた。
一君は青い顔で呆然と私を見る。
「……早……」
ぼそっと何か聞こえた気がするけど…なんだろう?
まあ気にしないで、私は一君に湯のみを差し出した。
「はい、水です!」
「…すまない……」
一君はそのまま水を飲む。
少しすれば、水は戻ってきていくらか一君の顔色も良くなった。
「お腹にくる風邪、ってところですかね?」
「……だな。大丈夫か?斎藤。」
「「ふぇっ!?」」
急に来る声はかなり驚くのでやめていただきたく。
私はジト目で声の主を見上げた。
そう睨むな、と笑うのは左之さん。
手には桶を持っている。
「平助から話は聞いててよ、そろそろいるんじゃないかってな。」
「ありがとうございます。」
私はありがたくそれをもらった。
これでまた桶を用意しにいっている間に、ってなったら大惨事だもんね。
「ここは俺が居てやるから、歌恋は何か食ってきたらどうだ?腹減ってんだろ?」
……同じムキムキでどうしてこう違うんだろ…。
「ありがとうございます。じゃあ行かせてもらいますね。一君も何か食べますか?」
「…今は要らぬが………一応、貰えるか?」
「はい。何時頃とかはありますか?」
「…あんたが朝餉をとった後で良い。」
「承知、です。」
一君は病人だし、豆腐で味噌汁作ろっかな。
「うー…頭痛いよ平助の馬鹿……」
「なんでオレなんだよ!」
「うるさい…」
「……悪い。」
オレは謝ると、ため息を吐いた。
なんでオレが総司の世話なんかしなきゃならねぇんだよ……。
朝餉の当番までやらされるしさぁ。
ーーー
「え、オレが?」
「仕方ねぇだろ?歌恋も千鶴も、斎藤と土方さんの世話をしてんだからよ。」
「そうそう。行ってこいよ平助!見つけたのもお前だしな!」
「他人事だと思ってさぁ……酷いよ新八つぁん。」
「ま、頑張れよ!」
「はぁ…」
ーーー
「もー、なんでよりによって平助なの…?一君とか歌恋ちゃんとか千鶴ちゃんとか、もっとまともな人居るよね?」
「オレだって好きで居るわけじゃねぇんだけど。
一君は風邪引いて歌恋が看病してるし、千鶴は土方さんの看病してんの。んでオレは新八つぁんに押し付けられたの。」
「新八さん、酷いなぁ。」
「オレが言いてぇよソレ…」
まあさ、総司が熱とかだけで済んだのは良いんだけど。
総司ってなぁんか扱い辛いっていうかさ。
「……早く治せよ。」
「気持ち悪!どうしたの平助!」
「人が折角言ってやってんのにその態度!」
「……土方さん、もう良いんですか?」
私がそう聞くと、土方さんは私に向かって微笑んだ。
「ああ。熱も下がったしな。」
そう言うけれど、やはり心配………。
まだ病み上がりなんだし…。
「俺はもう良いから、歌恋の手伝いでもしてろ。斎藤、大変なんだろ?」
「………じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます。土方さんも、無理しないでくださいね。」
「ああ。」
私は少し不安だったけれど、土方さんのお言葉の通り斎藤さんのお部屋へ向かったのであった。
朝ご飯を食べ終えた私は、豆腐たっぷり味噌汁を手に一君の部屋に入る。
「お待たせしましたぁ。」
「(自主規制)」
……そろそろ嘔吐恐怖症になっても良い気がする。
一君本当に大丈夫かな?
左之さんも心配そうに一君の背中をさすっている。
「……こりゃ飯どころじゃなさそうだな。
ま、一応そこに置いといてくれるか?」
「はい。」
私はそっと膳を置き、一君の背中に手をやった。
一君の背中は時折震えており、相当苦しいことがわかる。
「あの後、何か飲み食いしました?」
「ああ。一応水は飲ませたが…」
ああああ、ポ○リ欲しい……!
私は久しぶりに、現代が恋しくなった。心から。
