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空色の歌詞集
- 夕暮れ 君の後ろ影 -



橙が沈んでいく
黒い誰かに殺された
君の心を僕は
見えないフリをして


「明日、もし私が死んでも
いつも通り笑い飛ばしてね」


君から告げられた
言の葉は僕に首輪をつけて




ねえ、そんな戯言を



夕暮れの後ろ影を
眺めながら
流れる涙も消えて
悲しいほどの笑い顔君は
ずっと仮面の奥で



教室の中
色のついた悪意に
埋められて消えた
君の心を
どこかで嘲笑う


「明日、もし君が死ぬのなら
僕は笑ってあげるから、今は今だけは僕の



顔を、見ないで」



君の後ろ影を
眺めながらに
僕は望まれぬ君を
抱きしめて離さない
そんな
空想を描いてた



いかないでくれ
そんな言葉も蝉と鴉の鳴き声に
掻き消されて消えては
残る涙のあとを

探していた



「今日、もし君が死ぬのなら
僕は笑ってみせるから
お願い、だから あともう一言だけでいい」



伝えてないんだ


一言だけ 君を守れない僕の
償いと過ちを
誰か笑い飛ばしてくれないか
大切なことを伝えるために


神社の裏
君の後ろ影はどこか
遠い場所へ


夕暮れと君の後ろ影
ずっと追っていた君の影を




探せない


暗いなぁ……
けどよくありますね。こんなことも。
<2017/01/05 19:19 霜月鈴妖>消しゴム
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