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ならずものの集まり、アッサシーノ【ジョジョ】
- 憧れは俺の心の中に現れて -

ペッシ、あいつはブチャラティを仕留められるか。ボスの娘を捕らえられるか。大人に。一人前のアッサシーノになれるか。


イタリアの。上流階級の家に生まれた俺。沢山の執事やメイドがいたが俺が興味を持って一緒に居たがったのは、世界を旅して珍しい品を持ってくる男だった。パッシィと呼ばれていた。一緒に冒険に連れて行ってと頼んでも。
「プロシュート様が大人になったら一緒に行きましょう」
そう言って連れて行ってくれなかった。そのたびに俺は。
「早く大人になって一緒に行く」
こう言って、言い続けた。

他の家と食事をとることもあった。その日も食事は他の家とだった。会場に着いたら、こっちを睨むペリドット。
「フーゴ様!此方に居ましたか。其方の方は?」
そう言い二人は去っていく。あの少年は。
俺を何かを感じていたのか?
気になっても話し掛けれなかった。彼を守るよう立っている紫色の怪物が怖くて。最後に交わした会話。
「君はこいつが見えるのか?僕は君と会いたくないと感じた」
「俺も君に会いたくないと感じた」

今日もパッシィがやってくる。今日はパッシィと鬼ごっこがしたい。けど大人はそんなことしないのか?そう思うことも楽しかった。
「パッシィ!」
「プロシュート様、今日はプレゼントが」
ふかふかした箱には鳥のような模様が描かれていた。深い深い朱。夢の宝箱のようだった。開けてみれば
輝く石が入っていた。
「ジャッポーネの勾玉というものです。綺麗でしょう」
「一生の宝物だ!鬼ごっこしたい!」
「ええ、分かりました。私が鬼となりましょう」
館中を走り回り柱の影に隠れ・・・・
「今日も俺の勝ちだ!」
「また負けてしまいましたね、もっと練習しなければ」
パッシィは俺の兄みたいだった。俺もああなりたい。弟分が欲しい。
夜になった。やけに下が騒がしい。起き出して窓の外を見ると。
干からびた番兵達が横たわっていた。
驚いたけど嗚呼そうかとどこかで感じている自分が居た。
「イヤっ来ないで!」
響き渡る悲鳴。
「マードレ!?」
近くにあった勾玉を引っ掴み階段に走る。下を覗き込むと、大量の映画でしか見たことのないような
吸血鬼達が母に群がっていた。
「マードレ!マードレ!マードレ!」
階段を降りようとする俺を襲おうと吸血鬼達が向かってくる。
気付けば奴等はどんどん動きが鈍くなっていた。自分の横には紅い瞳を沢山持つ紫色の化物が居た。その煙に巻かれ老化していく吸血鬼。が、数は減らず増えていく。
「波紋疾走!」
吸血鬼達が一瞬で溶けていく。光を纏う一人の青年。
「パッシィ!」
此方をみて微笑み
「プロシュート様、お逃げ下さい。鬼ごっこです。鬼は奴等。裏庭の倉庫の中に通路があります。そこを通り抜けることができたら勝ちです、お元気で。アリーヴェデルチ」
俺を階段の上に投げ飛ばした。
そのサファイアの目から溢れ出る涙を拭い走り出した。
倉庫に着き見回すと不自然に置かれた樽が目につく。樽に飛び込み蓋を閉める。確かにそこは通路だった。上から鳴る足音が不安を募らせる。そして。通路には先客が居た。
「こいつか?パッシィは」「まだ少年だぞ?だがスタンドは持っている」
黒い二人だった。俺とそう年は離れてないだろう。こいつらはきっとギャングだ。立ち去る二人を俺は追いかけた。
「大人になる。心だけでも」


ペッシ、俺の弟分になってくれたペッシ。一人前になれ、一人前のアッサシーノに!一人前の暗殺者に!

いかがでしたでしょうか?兄貴カッコいいですね。次回ペッシ予定です。ご閲覧ディモールトグラッツェ!!
<2016/11/29 18:14 ユリカ>消しゴム
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