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ボカロな気まぐれ。
- 罪の名前 -

―あるところに運命の女神がいました。女神が何かを探すように辺りを見回すと病院が見えた。その一室には生まれたばかりの女の子が居る。女神は微笑んでその子を見つめ、嬉しそうに言う。
「なんて可愛い赤ん坊だこと。そうだわ!あの子に魔法をかけて遊びましょう。」

―それから数年後。彼女はすくすくと成長して―なんて事は無く、痩せ細り、目は窪んで。そう、魔女に魔法をかけられてしまったからこんな姿になってしまったのだろう、その子を見る回りの人の目は軽蔑するような目で見る。ある者は「お前は同じ人間じゃないんだ!」なんて彼女の事を化け物様な扱いをする。それを言われようとも彼女はなく事はせず、平気そうな表情を保っていた。
(こんなの気にしなければ大丈夫…。)
そう自分に言い聞かせながら、彼らから目をそらし、震えた自分の体を抱き締めた。
いつも通り、蹴られ、殴らたボロボロの体を醜い物でも見るかのような目で見た。次第に目からはつーっと熱いものが通り、膝から崩れる様に座る。両目を手で押さえて溢れてくる涙を止める。
「いっそ死んでしまえばいいのでしょう…。」

<2016/11/27 09:57 はぴはぴきらる。>消しゴム
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