おためし小説投稿

登録一切不要で小説投稿!
文字サイズ変更 
君の想いに気づきたい。
- No. 4 図書係の人。 -

 

 朝、学校に登校するとき、決まってあるものを探してしまう。それは、猫達だ。前足を揃えていかにも「美しいでしょう?」と聞いてくるようにじっと見つめてくる。でも、その猫達がかわいらしいと思って探しているのが現実だ。





 学校に着くと、早速朝の会なるものが始まる。

『ええー。今日はですね、1年生の入学式があります。あなた達は、もう、2年生です。自覚を持って行動して欲しいな。と、思っています。じゃあ、早速体育館に移動してください。』

 担任らしき人がクラスメイト全員を見渡すように、言った。その直後、ぞろぞろとクラスメイト達が教室から出ていく。

 教室を出ようとしたとき、夏希が笑いながら話しかけてきた。

『このみっ。おはよう!!今日、あんたのところの妹が入学するでしょ。楽しみだね。』

『おはよう。夏希。楽しみにしてるのは夏希の方でしょっ!!あぁ-。もう嫌だよ。夏希は知らないかもしれないけど、朝、制服を着てきた妹が「このみより似合ってるでしょ♪」って言ってきたんだよ!』

 私が嫌みたっぷりに言っていると、夏希が「嘘だー!あんな可愛い妹ちゃんがそんなこと言うわけない。」と体育館に着くまでずっと主張してきた。




『入学式を始める3分前となりました。静かに席について下さい。』

 放送委員のアナウンスによって、体育館内がいつも以上に静まり返る。


『これより入学式を始めます。1年生の皆さんは入場してください。』

 歓迎の音楽と共に、1年生が入場してくる。キリッとしている子もいれば、そわそわと落ち着きの無い子もいた。もちろん、おしゃべりをしている子も。そんななか、妹のクラスが入場してきた。列の最後尾に近いところを歩いていた。妹は、いかにも真面目ですよ。というような面持ちで歩いていく。 

 夏希が耳打ちしてくる。

『ほらっ!やっぱりいい子ちゃんの妹ちゃん!!』

 夏希、騙されてるよ。うちの妹に。という言葉を飲み込んで、「そうかもしれないね…。」と返しておいた。



 入場したと思うのもつかの間、校長の長ったらしい話が始まる。ずっと同じような声の大きさと高さで話すので、朝というのもあってか、ものすごく眠くなる。やっとのことで、眠気に勝つと楽しみが待っていた。


『ええー。ただいまより、各学年の担任の先生を発表します。』


 私の学校では、この発表がものすごく盛り上がり、とても落胆の差が激しいことで有名だ。


 やはり担任は予想どうりで、教室に来ていた先生だった。ほかのクラスからは、新任の先生らしいね。いいなー。羨ましい!!といわれた。なぜか知らないが、ハンカチ王子先生とこの頃は言われていた。




 入学式も終わり、あとは教室に戻って係決め等をするだけとなった。


  担任がゆっくりと話始めた。

『ええー。では、今から係決めをしたいと思います。自由に動いても構わないので、自分が活動したいと思う係りのところへ移動してください。じゃあ、始め!!』


 たくさんの人が一度に動くので、移動が大変だな。と思い、移動しているなか、夏希に呼び止められた。

『このみ、係ってもう決めてるの?何にするつもり?』

 夏希が不安そうに聞いてきたが、もう決まっていたのですぐに答えた。

『図書係にするつもりだけど。夏希、どうする?こっち来る?勝手に決めちゃって大丈夫なの?』

 ついでに私が不安になっていたことをぶつけてみた。そうすると、笑顔で「大丈夫。このみが気にすること無い!!」と言い返してくれた。


 決まったのならば早速、図書係のメンバーのいるところに合流するのみ。

 図書係の集まる場所にいたのは、男子二人と女子一人だった。紙にメンバーと役割などを書く上で、男子は「城野優羽」と「浜名真也」、女子は「藤間成実」だとわかった。成実は元々友達だったこともあり話が弾んだ。
 問題は男子二人の方だ。この二人のうち一人、真也は去年も同じクラスだったので何となくわかる。でも、あと一人の優羽だけは違った。小学校も違い、異性ということもあってか、全くの初対面。外見からすると、カッコイイ方だと思う。


 じっと優羽を見ていると、夏希が邪魔をするように話しかけてきた。

『このみっ。委員決めないといけないみたいだよ。このみがなる?』 

 やりたくないかもと言う前に、優羽が話に入ってきた。ついさっきまで、真也と楽しそうに話をしていたと思っていたのに。

『ねぇねぇ、夏希と話してるのは名前なんて言うの?』

 夏希が渋々言いたくなさそうに言った。  

『このみって言う子だよ。あんたに関係ないでしょ!』

 そう言っていたが、最後の一言は余計だったと思う。優羽に私から謝ろうとしたとき、

『めがねは黙っとけ。目でか!』

 優羽がはっきりと言った。そのあとに続いて夏希が「はぁ!?」と返した。聞いていた私は正直混乱した。そこで夏希に聞いてみた。

『えっ、なんでこんなに二人とも仲良さそうなの!?』


 予想以上に長くなりました…。こんなに長くなるとは思ってもなかった……。No. 2ぐらいで650字を目安に、みたいなこと書きましたが訂正します。長くなります。

 ちなみに、ハンカチ王子の由来は、汗をかくたびにハンカチでぬぐっていたからです。担任は男♂ですよ!名前は未定なので、募集します。複数ある場合は、イメージにあうものにしたいと思います!

 誤字脱字等がありましたら、どうぞご指摘下さいませ。

<2016/12/31 02:35 卯月 サクラ>消しゴム
Copyright(C) おためし小説投稿 Since2013 All Rights Reserved.