雷門に新たな客人がやって来た、それはリカと塔子だった。
そう言えばあの2人も見るのも何かと懐かしいな、塔子とはお日さま園の時によく電話とかしてたけどこうやって面と会うのは久しぶりだ。
そしてその2人は今監督に喧嘩を売るが逆に負けて違う所に居ます、それにしても今日はやけに客人が多い日だな・・・。
「飛鷹の事が気になって久遠さんに許可は出したけど・・・」
そう、これは数分前僕は少しでもアドバイスを送ってやろうと思い飛鷹の部屋に行くと飛鷹は物凄い勢いで部屋を出て行っては久遠さんに外に出る許可を出していた。
久遠さんはうんともすんとも言わず飛鷹はそれが良いと示したのかダッと外へ行ってしまった、僕階段を降りるとギロッと久遠さんに睨まれた。
僕が部屋に戻ろうとした時だった。
「緋音、飛鷹を見て来い」
「へ?」
とまあ、こんな感じになったわけだ。
そして飛鷹の後を必死に追って着いた場所は人を寄せ付けないそんな場所だった、僕は物陰に隠れながら飛鷹と飛鷹の元不良グループの子の話を聞く。
「鈴目、何の真似だ」
あのちっこい奴・・・鈴目って言うんだ・・・。
「飛鷹さん、戻って来て下さいよ! 俺達とつるんで球遊びなんてやめて青春しましょうよ!」
「・・・球遊びだと?」
「え?」
飛鷹の言葉に怒りを感じた、あいつ・・・サッカーの事好きなんだ・・・。
飛鷹は近くのコンクリートの残骸に片足を振り下ろした、ドガン! とその威力に僕は目を見開いた。
なんだ・・・? あの威力・・・。
「鈴目、もう一度サッカーを球遊びなんて言いやがったら、ただじゃおかねぇ・・・!!」
「す・・・すいやせん! でも、チームは飛鷹さんが居ないとまとまらないんですよ!」
「ふん、俺の知った事じゃねぇ」
飛鷹・・・あいつ、結構サッカーの事好きなんだな。
僕はそっと物陰から出て合宿所に帰った、それにしてもあの飛鷹の瓦礫に足を叩き付けた時の威力見た事が無かった・・・。
あれは生まれ持った彼奴の才能なのか・・・? 僕はそう思いながら歩いていた。
飛鷹に期待が出来そうだ・・・。
合宿所に戻ると久遠さんが椅子に座りながら本から僕に視線を移した。
「飛鷹はどうだった・・・?」
「えぇ、大丈夫だと思いますよ。・・・監督が彼をチームに入れた理由、少しは分かりました」
「そうか・・・、部屋に戻っておけ」
「はい、あぁ・・・後、久遠さんって何処かで会いましたっけ?」
「・・・気のせいだろう」
僕は失礼しましたと鳴れない敬語を使いながら部屋に戻ると鬼道と豪炎寺が僕の部屋の前に居た。
「どうしたんだ? 2人とも」
「! なんだ、霊歌か・・・。何処に行ってたんだ?」
「飛鷹の所」
僕は2人を部屋に招きながらそう言った、鬼道は床に、僕は椅子に、豪炎寺は僕のベッドに座りながらそれぞれ沈黙の中で過ごしていた。
こいつら・・・何しに来たんだろう・・・? 僕は沈黙の中そう思った。
そしてこの沈黙を最初に破ったのは鬼道だった。
「豪炎寺や霊歌は、久遠監督の事をどう思う?」
「久遠さんの事を・・・」
「どう思う・・・?」
僕と豪炎寺の言葉に鬼道は窓辺まで歩く。
「俺には久遠監督が考えている事が分からない、それに“呪われた監督”の噂・・・桜咲中を事件に巻き込んだ過去・・・そして今回の事・・・」
ゴーグルで瞳は何を見て居るのかは分からなかった、ただ、久遠さんが監督だって事は本人は認めていない様だった。
豪炎寺は僕のベッドに腰を掛けながら冷静さを保っている、いつも冷静な鬼道を此処まで言わせる久遠さんも一応凄い・・・色んな意味で・・・。
「気持ちは分かるぞ・・・鬼道・・・。だが、俺は監督に従うつもりだ」
「ぇ!」
「おお! さすが豪炎寺。残念だけど、僕も久遠さんに従って付いて行くつもりだよ!」
「何故だ?」
その時だった、微かだけど違う部屋からボールの音が聞こえた。
「あれ、だよね? 豪炎寺」
「あぁ、円堂が久遠監督を信じる限り、俺も信じる」
「僕もかな~、円堂が信じる人って何かと良い人ばかりだし・・・それにとうとう部屋でやるなんてね~」
僕達は円堂の部屋に入ると円堂はボールを壁に打ち付けて練習をしている円堂が居た。
豪炎寺はそんな中を割って入る、わお! カッコいい事するじゃん。
「豪炎寺!」
「霊歌!」
「あぁ、鬼道!」
僕は鬼道にパスを出すと鬼道は円堂に向かってシュートを打ち、そのボールを受け止めた円堂は感激な声を出していた。
「やっぱ良い球打つな、鬼道!」
「・・・フッ」
そして僕達は円になるように座る、すると、急に円堂が僕と鬼道と豪炎寺に世界一は考えた事はあるかと聞いてきた、兄さんと小さい頃から世界一になろうと約束をしていた時があった。
今思えば壮大過ぎるぜ・・・。
「フットボールフロンティアインターナショナル・・・世界中から最高の選手達が集まって来るんだよな~。どんな凄い奴なのか、どんな凄い技を持っている奴が居るのか、そして・・・そいつらに勝つ事が出来たら俺達は“世界一”なんだ! そんな事考えたらジッとしてられない! 俺さ、皆と見てみたいんだ! すんげぇ選手と全力でぶつかり合って、勝ち残った者だけが辿り着ける、世界一のサッカーって奴を!」
円堂の言葉に僕達は小さく頷いた、僕も見てみたい・・・このチームの皆で世界一のサッカーを!
「だから、挑戦しようぜ! 世界一に! フットボールフロンティアインターナショナルで、優勝するんだ!」
円堂は立ち上がったと思ったら人差し指を立てて“1”を示す、それに豪炎寺や鬼道も便乗し始める。
「「世界一に!!」」
「ほら、霊かも!」
「僕も!? ・・・世界一に・・・!」
僕は少し恥ずかしくなりながらもそう言った時だった、円堂の部屋に音を立てて誰かが入って来た。
僕達はその音のした方を見ればヒロトやリュウジ、秋や春奈と言った殆どのチームメイトが円堂や鬼道や豪炎寺や僕のように人差し指を立てていた。
「「「世界一に!!!」」」
「皆・・・! よし! 優勝しようぜ!!」
「「「「おう!!!!」」」」
そして彼らはきっと久遠さんが出した命令に気が付いただろう、どうして自分達を外に出ることを禁じたのかを・・・。
続く
そう言えばあの2人も見るのも何かと懐かしいな、塔子とはお日さま園の時によく電話とかしてたけどこうやって面と会うのは久しぶりだ。
そしてその2人は今監督に喧嘩を売るが逆に負けて違う所に居ます、それにしても今日はやけに客人が多い日だな・・・。
「飛鷹の事が気になって久遠さんに許可は出したけど・・・」
そう、これは数分前僕は少しでもアドバイスを送ってやろうと思い飛鷹の部屋に行くと飛鷹は物凄い勢いで部屋を出て行っては久遠さんに外に出る許可を出していた。
久遠さんはうんともすんとも言わず飛鷹はそれが良いと示したのかダッと外へ行ってしまった、僕階段を降りるとギロッと久遠さんに睨まれた。
僕が部屋に戻ろうとした時だった。
「緋音、飛鷹を見て来い」
「へ?」
とまあ、こんな感じになったわけだ。
そして飛鷹の後を必死に追って着いた場所は人を寄せ付けないそんな場所だった、僕は物陰に隠れながら飛鷹と飛鷹の元不良グループの子の話を聞く。
「鈴目、何の真似だ」
あのちっこい奴・・・鈴目って言うんだ・・・。
「飛鷹さん、戻って来て下さいよ! 俺達とつるんで球遊びなんてやめて青春しましょうよ!」
「・・・球遊びだと?」
「え?」
飛鷹の言葉に怒りを感じた、あいつ・・・サッカーの事好きなんだ・・・。
飛鷹は近くのコンクリートの残骸に片足を振り下ろした、ドガン! とその威力に僕は目を見開いた。
なんだ・・・? あの威力・・・。
「鈴目、もう一度サッカーを球遊びなんて言いやがったら、ただじゃおかねぇ・・・!!」
「す・・・すいやせん! でも、チームは飛鷹さんが居ないとまとまらないんですよ!」
「ふん、俺の知った事じゃねぇ」
飛鷹・・・あいつ、結構サッカーの事好きなんだな。
僕はそっと物陰から出て合宿所に帰った、それにしてもあの飛鷹の瓦礫に足を叩き付けた時の威力見た事が無かった・・・。
あれは生まれ持った彼奴の才能なのか・・・? 僕はそう思いながら歩いていた。
飛鷹に期待が出来そうだ・・・。
合宿所に戻ると久遠さんが椅子に座りながら本から僕に視線を移した。
「飛鷹はどうだった・・・?」
「えぇ、大丈夫だと思いますよ。・・・監督が彼をチームに入れた理由、少しは分かりました」
「そうか・・・、部屋に戻っておけ」
「はい、あぁ・・・後、久遠さんって何処かで会いましたっけ?」
「・・・気のせいだろう」
僕は失礼しましたと鳴れない敬語を使いながら部屋に戻ると鬼道と豪炎寺が僕の部屋の前に居た。
「どうしたんだ? 2人とも」
「! なんだ、霊歌か・・・。何処に行ってたんだ?」
「飛鷹の所」
僕は2人を部屋に招きながらそう言った、鬼道は床に、僕は椅子に、豪炎寺は僕のベッドに座りながらそれぞれ沈黙の中で過ごしていた。
こいつら・・・何しに来たんだろう・・・? 僕は沈黙の中そう思った。
そしてこの沈黙を最初に破ったのは鬼道だった。
「豪炎寺や霊歌は、久遠監督の事をどう思う?」
「久遠さんの事を・・・」
「どう思う・・・?」
僕と豪炎寺の言葉に鬼道は窓辺まで歩く。
「俺には久遠監督が考えている事が分からない、それに“呪われた監督”の噂・・・桜咲中を事件に巻き込んだ過去・・・そして今回の事・・・」
ゴーグルで瞳は何を見て居るのかは分からなかった、ただ、久遠さんが監督だって事は本人は認めていない様だった。
豪炎寺は僕のベッドに腰を掛けながら冷静さを保っている、いつも冷静な鬼道を此処まで言わせる久遠さんも一応凄い・・・色んな意味で・・・。
「気持ちは分かるぞ・・・鬼道・・・。だが、俺は監督に従うつもりだ」
「ぇ!」
「おお! さすが豪炎寺。残念だけど、僕も久遠さんに従って付いて行くつもりだよ!」
「何故だ?」
その時だった、微かだけど違う部屋からボールの音が聞こえた。
「あれ、だよね? 豪炎寺」
「あぁ、円堂が久遠監督を信じる限り、俺も信じる」
「僕もかな~、円堂が信じる人って何かと良い人ばかりだし・・・それにとうとう部屋でやるなんてね~」
僕達は円堂の部屋に入ると円堂はボールを壁に打ち付けて練習をしている円堂が居た。
豪炎寺はそんな中を割って入る、わお! カッコいい事するじゃん。
「豪炎寺!」
「霊歌!」
「あぁ、鬼道!」
僕は鬼道にパスを出すと鬼道は円堂に向かってシュートを打ち、そのボールを受け止めた円堂は感激な声を出していた。
「やっぱ良い球打つな、鬼道!」
「・・・フッ」
そして僕達は円になるように座る、すると、急に円堂が僕と鬼道と豪炎寺に世界一は考えた事はあるかと聞いてきた、兄さんと小さい頃から世界一になろうと約束をしていた時があった。
今思えば壮大過ぎるぜ・・・。
「フットボールフロンティアインターナショナル・・・世界中から最高の選手達が集まって来るんだよな~。どんな凄い奴なのか、どんな凄い技を持っている奴が居るのか、そして・・・そいつらに勝つ事が出来たら俺達は“世界一”なんだ! そんな事考えたらジッとしてられない! 俺さ、皆と見てみたいんだ! すんげぇ選手と全力でぶつかり合って、勝ち残った者だけが辿り着ける、世界一のサッカーって奴を!」
円堂の言葉に僕達は小さく頷いた、僕も見てみたい・・・このチームの皆で世界一のサッカーを!
「だから、挑戦しようぜ! 世界一に! フットボールフロンティアインターナショナルで、優勝するんだ!」
円堂は立ち上がったと思ったら人差し指を立てて“1”を示す、それに豪炎寺や鬼道も便乗し始める。
「「世界一に!!」」
「ほら、霊かも!」
「僕も!? ・・・世界一に・・・!」
僕は少し恥ずかしくなりながらもそう言った時だった、円堂の部屋に音を立てて誰かが入って来た。
僕達はその音のした方を見ればヒロトやリュウジ、秋や春奈と言った殆どのチームメイトが円堂や鬼道や豪炎寺や僕のように人差し指を立てていた。
「「「世界一に!!!」」」
「皆・・・! よし! 優勝しようぜ!!」
「「「「おう!!!!」」」」
そして彼らはきっと久遠さんが出した命令に気が付いただろう、どうして自分達を外に出ることを禁じたのかを・・・。
続く
