「俺に乗れねぇ波はねぇぇ!! うおぉぉぉぉぉ、行けぇぇぇぇぇ!!」
台風に見えるそのシュートを綱海は打つ、だけど、相手のゴールキーパーはそれを受け止めるが綱海は諦めてはいなかった。
そう日本の海の男は綱海なのだから・・・。
海の男がこれくらいでへこたれないな・・・。
「海は・・・俺のもんだぁぁぁぁぁ!!」
綱海の言葉にボールは更に回転を増す、まるで蹴った人物の思いに答える様に・・・。
相手のゴールキーパーはその回転に驚き、綱海のシュートはゴールネットを揺らす、2-1・・・。
世界相手によくもまあテンションが上がるね、良くも悪くもって所だけど・・・。
綱海は完成した喜びで嬉しがっていた、チームの皆も綱海に駆け寄る。
「ふぅ~・・・・ッ!」
「霊歌!」
「・・・ありがとう、ヒロト」
「本気でやり過ぎたんじゃない? 霊歌、本気でやると倒れるから・・・」
「そうかも、でもね、僕は交代しないよ。僕はこの試合を思いっきり楽しみたいからね!」
僕の言葉にヒロトは困った様に笑った、ヒロトの笑み・・・いや皆の喜びの声と笑みに僕の疲れは癒されていく、まるで全部使い切った体力がまた戻って来るように・・・。
その時までは知らなかった、まだ僕の死神は自己完結する為に僕の体を乗っ取ろうとしている事を・・・。
~ベンチ(作者視点)~
「・・・(綱海と霊歌の事も、此処まで見抜いていたのか?)久遠監督!」
鬼道はベンチを立ち上がり久遠を見る、久遠は試合だけをジッと見ながら何だ? と鬼道に聞いた。
「俺達がオーストラリアと互角に戦えているのは、監督の采配のおかげです! 貴方はチームをダメにするような人じゃない! 桜咲中で何があったんですか!?」
「・・・お前が知る必要はない」
久遠の言葉に鬼道は顔を歪ませる、少しでも知りたいのだ。
何故この監督は桜咲中で事件を起こしたのかを少しでも知りたいのだ、その時だった。
「待て!」
「監督・・・」
「俺が説明しよう。・・・10年も前の話だった、桜咲中サッカー部は、FF地区予選の優勝候補の一環だった。だが、最強のチームとの決勝戦前日、部員達は対戦相手と喧嘩をし、怪我をさせてしまった」
「最強のチームとはまさか・・・!」
鬼道は見覚えがあった、そこはかつて自分が通っていた帝国学園なのだと気づくまでそう遅くはなかった。
「そう・・・帝国学園だ。おそらく影山が仕組んだ事だろう。事件が公になればサッカー部は無期限活動停止となり、部員はサッカーをする場を奪われてしまう。久遠は自分が問題を起こした事にして、決勝棄権、その事で指導者停止となった。それから10年・・・ようやく資格停止処分が解け、俺は監督就任要請をした。何故なら、久遠のサッカーへの情熱は衰えず、研究を続けていた。彼の素晴らしい指導力こそ、この代表チームには必要だと思ったからだ」
「・・・・・」
全てを語り終えた響木は久遠を見据えた、鬼道もまたジッと久遠を見据えたのだった。
続く
台風に見えるそのシュートを綱海は打つ、だけど、相手のゴールキーパーはそれを受け止めるが綱海は諦めてはいなかった。
そう日本の海の男は綱海なのだから・・・。
海の男がこれくらいでへこたれないな・・・。
「海は・・・俺のもんだぁぁぁぁぁ!!」
綱海の言葉にボールは更に回転を増す、まるで蹴った人物の思いに答える様に・・・。
相手のゴールキーパーはその回転に驚き、綱海のシュートはゴールネットを揺らす、2-1・・・。
世界相手によくもまあテンションが上がるね、良くも悪くもって所だけど・・・。
綱海は完成した喜びで嬉しがっていた、チームの皆も綱海に駆け寄る。
「ふぅ~・・・・ッ!」
「霊歌!」
「・・・ありがとう、ヒロト」
「本気でやり過ぎたんじゃない? 霊歌、本気でやると倒れるから・・・」
「そうかも、でもね、僕は交代しないよ。僕はこの試合を思いっきり楽しみたいからね!」
僕の言葉にヒロトは困った様に笑った、ヒロトの笑み・・・いや皆の喜びの声と笑みに僕の疲れは癒されていく、まるで全部使い切った体力がまた戻って来るように・・・。
その時までは知らなかった、まだ僕の死神は自己完結する為に僕の体を乗っ取ろうとしている事を・・・。
~ベンチ(作者視点)~
「・・・(綱海と霊歌の事も、此処まで見抜いていたのか?)久遠監督!」
鬼道はベンチを立ち上がり久遠を見る、久遠は試合だけをジッと見ながら何だ? と鬼道に聞いた。
「俺達がオーストラリアと互角に戦えているのは、監督の采配のおかげです! 貴方はチームをダメにするような人じゃない! 桜咲中で何があったんですか!?」
「・・・お前が知る必要はない」
久遠の言葉に鬼道は顔を歪ませる、少しでも知りたいのだ。
何故この監督は桜咲中で事件を起こしたのかを少しでも知りたいのだ、その時だった。
「待て!」
「監督・・・」
「俺が説明しよう。・・・10年も前の話だった、桜咲中サッカー部は、FF地区予選の優勝候補の一環だった。だが、最強のチームとの決勝戦前日、部員達は対戦相手と喧嘩をし、怪我をさせてしまった」
「最強のチームとはまさか・・・!」
鬼道は見覚えがあった、そこはかつて自分が通っていた帝国学園なのだと気づくまでそう遅くはなかった。
「そう・・・帝国学園だ。おそらく影山が仕組んだ事だろう。事件が公になればサッカー部は無期限活動停止となり、部員はサッカーをする場を奪われてしまう。久遠は自分が問題を起こした事にして、決勝棄権、その事で指導者停止となった。それから10年・・・ようやく資格停止処分が解け、俺は監督就任要請をした。何故なら、久遠のサッカーへの情熱は衰えず、研究を続けていた。彼の素晴らしい指導力こそ、この代表チームには必要だと思ったからだ」
「・・・・・」
全てを語り終えた響木は久遠を見据えた、鬼道もまたジッと久遠を見据えたのだった。
続く
