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イナズマイレブン~赤髪の死神と青髪の死神~
- 第3話喧嘩と気まずさ -

お日さま園に一度帰り玲名に代表入りが決まった事を話した。

「凄いじゃないか! 一緒に特訓をした甲斐があって良かったな!」

「それもこれも全部玲名のおかげだよ! ありがとう! 僕、玲名の分も頑張って戦うよ!」

「あぁ!」

玲名も一緒になって喜んでくれた、僕とリュウジとヒロトはそれぞれの荷物をまとめるとまた雷門中へと行く、皆は体に気を付けろなど僕にあまり練習サボるなよとか色々と失礼な事を言いながら僕達はお日さま園を後にした、そう言えば・・・治兄さんの姿がなかったな・・・。
僕は小さくなっていくお日さま園の建物を見ながら治兄さんの事を考えた、それより、茂人も顔が暗かったし・・・、大丈夫かな・・・。

「3人一緒に代表になれて良かったね!」

「そうだね! 霊歌なんて代表決まった時大泣きしそうだったもん」

「だ・・・だって、代表になれないんじゃなかなって思って・・・」

僕達がギャイギャイ騒いでいると雷門の校門が見えた、合宿所に入れば数名居た。
そこには解けこめていない虎丸君も居た。

「虎丸君」

「うわあ! 霊歌さんですか・・・」

「ビックリし過ぎだよ~、どうしたの?」

「いえ、何でもありません!」

虎丸君は顔を真っ赤にして何処かへと行ってしまった、その後皆は適当に過ごして夕食を食べてお風呂に入って就寝時間となった、僕と言えばまだ起きており1人窓を開けて星空を眺めていた。

『お兄ちゃん、お星さま沢山だね!』

『そうだな! あ、流れ星!』

『どこどこ?『あぁ~、もう居なくなっちゃったな』え~』

『また一緒に見ような! 約束だ!』

昔の思い出に浸っていると僕の部屋にドアが開いた、ドアの方を見れば円堂が起きていたのか? と不思議そうな顔をしながら居た、お前も起きてたのかよとツッコみを入れながら円堂を部屋にもてなした。

「こんな遅くまで起きてたら練習に遅れるぞ?」

「うん、分かってるんだけどね・・・。星が綺麗だったから、見てたら昔の思い出に浸ってた」

「お兄さんのか?」

「うん、お父さんとお母さんに嫌われてても兄さんだけは優しかったんだ。いつも星空を見て眠くなるまで喋ってたんだ。だから、どんな事を言われても兄さんが居れば平気だった、今はもう円堂達仲間やヒロト達家族が傍に居てくれるから・・・」

「そっか・・・。見つかると良いな! 見つかったらお兄さんも入れてサッカーしようぜ!」

「あぁ」

僕と円堂はそう言って円堂は部屋に戻り僕は窓を閉めてベッドで横になった、そしていつの間にか僕の意識は夢の中へと誘われた。
翌朝、ヒロトとリュウジに叩き起こされて髪の毛を括り眼帯を着けて食堂に行く。

「おはよう、綱海!」

「お! おはよう! 朝から元気じゃねぇか!」

「リュウジとヒロトの朝からキツイ大声で起こされたら眠いのも消えちゃうよ「霊歌は誰かが起こさないと起きないからでしょ」僕だってやれば起きれるもん・・・多分」

リュウジは多分か~と苦笑いをしながら言った、たっく・・・失礼にも程があるよ。
僕が席に座ると目金がパン派かご飯派どちらかを聞いてきた、僕はお日さま園じゃあ適当に朝ご飯を済ませてたからな、今日の気分はご飯だから僕は目金にご飯でと言った。
そして数分後僕の目の前に朝食が置かれる、うわ~美味そう。
朝ご飯を終えた皆はグラウンドに出て入念にストレッチをする。

「そう言えば、虎丸君いないね」

「本当だな」

僕と豪炎寺が喋っていると全速力ダッシュで虎丸君がやって来た。

「虎丸君おはよう」

「おは・・・おはようございます! すいません! 何か信号と言う信号が皆赤信号で・・・!」

「だーから、そんな無理して家から通わなくてもここに泊まればいいじゃん」

「此処のご飯すっごく美味しいんっすよ」

あんたはご飯目当てかい! 僕は1人心の中でツッコみながら虎丸君を見た。
虎丸君の言う自分の部屋しか寝れないって言葉、なんか違和感があるんだよな~。
僕が声を掛けようとした時、違う所から鼻で笑う声が聞こえた、その方を振り向けば不動が虎丸君をからかっていた。
僕は普段ならそう言うのには言い返さないが、今日は何故か無性に不動のでイライラした。

「フン、自分が実力あるからって人を見下してんじゃないよ。このハゲ」

「これはハゲじゃねェよ!!」

「ハゲにハゲって言って何か問題でも? それにママってあんた今更中学2年生になってそう呼んでるの~? はっずかしい~」

「あぁん? 女だって見てこっちが大人しくしてりゃ言いたい放題言いやがって!」

「僕もあんたが少しは反省してると思ったら言いたい放題言ってじゃない!」

僕と不動の口喧嘩が殴り合いに発展しそうな時だった。

「いい加減にしろ、2人共」

「「・・・・チッ!/円堂ごめん・・・」」

いつもより低いトーンで言う円堂に僕は謝り不動を睨んで乱れた髪の毛を直した。

「すいません、霊歌さん」

「いいのいいの、僕が勝手に喧嘩売ってその上円堂まで怒らせる程迷惑掛けちゃったんだし! 僕ちょっと部屋に戻るね!」

僕は合宿所に戻り自分の部屋に入るとドアに凭れて床に座った、僕らしくない事しちゃったな・・。
僕はグラウンドに戻ろうにも戻れない状況で部屋に閉じこもった、そして数分後コンコンとノックされてドアを開ければ冬花ちゃんが居た。

「おはよう、冬花ちゃん」

「おはようございます、あの・・・さっき姿がありませんでしたけどどうかしましたか?」

「え? あぁ、ちょっと気分が悪くなっちゃって!」

「そうですか、お父さんが呼んでましたよ」

久遠さんが? 僕は階段を降りて行くと円堂達とばったりと出会ってしまった。
勿論僕には気まずい訳で僕は円堂達を押しのけて久遠さんの元へと急いだ、後ろから自分の名前を呼ばれるが僕は必死に走った。
そして久遠さんの居る場所に着くと久遠さんは此方にやって来た。

「お前には話していないが、私はお前をレギュラーとしては見ていない。試合に出たければ、死ぬ気でレギュラーの座を勝ち取れ!」

「僕はその気でここに居ます、決まった時からレギュラーとして自分を見ていません!」

「・・・そうか、分かったなら部屋に戻れ」

「はい、ありが「それとどうしてお前はそこまで兄にこだわる?」・・・監督の捉え方で良いですよ」

僕はそう言ってまた自分の部屋に戻る、初日から久遠さんに変な事言われたな~。
僕は自分の部屋に帰って部屋にある机に突っ伏した、はあ~・・・そう言えば昔もエイリア学園でヒロトに向かってあんなに怒ったっけ? その時に確かサッカーでそれを証明して見ろって言われてその時のサッカーした時の記憶は僕には一切なかった。
ただサッカーを終えた後、バーンだった晴矢達が驚いてた事は憶えていた。

「僕・・・やっていけるのかな?」

僕は小さく呟いて罪悪感から逃れる様に静かに瞼を閉じた。

「・・歌ちゃん、霊歌ちゃん!」

「・・・秋?」

「お昼だよ、円堂君が呼びに行ったけど出て来ないって言ってたから・・・」

僕寝てたのかな? 僕はありがとうと言い俯いた。

「・・・朝の事気にしてるの?」

「うん、僕・・・周りの事考えないで喧嘩売ってバカみたい」

「でも、霊歌ちゃんは虎丸君の為に不動君に言ったんでしょ? 気にしなくていいじゃない」

「・・・でも、今は不動も仲間だから。ごめん、今はご飯も食べる気ないから・・・」

僕は無理矢理気味に話を終わらせて秋に部屋に出て行く様に言った、はあ~、あんなのただの八つ当たりじゃん。

続く

口喧嘩の事を気にする霊歌。
それを励まそうとするイナズマジャパンの面々だが霊歌はまるで心を閉ざした様に部屋で過ごす。
<2016/12/03 00:47 死神>消しゴム
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