部屋に閉じこもって何時間経ったんだ? 僕は重たい体を無理矢理起こしてカーテンを開けて窓を見る、グラウンドには円堂達が試合をしていた。
僕がじーっと見ているとグラウンドに居る綱海と目が合って急いでカーテンを閉めた、完全に小さい頃の自分に戻っている、小さい頃の僕もこうやって暗い部屋の中ずっと居た。
怖い・・・今にも親がやって来そうで今にも暴力を振るわれそうでそう考えると体の震えは治まらずに居た、誰でもいいから助けて・・・。
「助けて・・・誰か・・・」
僕は震える体を癒す様に体を丸めた、そして何時間かした時部屋にノックの音が転がり込んできた、僕はその音を聞くと震えを見せない様に深呼吸をして部屋のドアを開けた。
「霊歌、お昼だよ」
「・・・ヒロト・・・」
「霊歌、朝の事気にしてるなら円堂君が気にしてないって言って「でも、僕は・・・」
「ごめん、ヒロト。お昼いらないって秋達に言っておいて、円堂に練習参加できなくてごめんって」
僕はドアを閉めて部屋の隅っこに座った、ヒロトは何度もノックをするが僕が出ない事が分かったのか諦めて何処かへ行ってしまった。
ごめん・・・ヒロト・・・。
僕が部屋の隅っこで丸まっているとまた誰かがやって来た、ドアを開けに行くのがこんなにも嫌な日がまたやって来るなんて思わなかった。
僕はどうぞとだけ言い部屋にもてなした。
「霊歌ちゃん」
「吹雪か・・・」
「基山君から聞いたよ、お昼は皆と一緒に食べよう?」
「・・・・・怖いんだ」
「え?」
「親がまた来るんじゃないか、また皆から失敗作って言われて捨てられるんじゃないかって・・・」
「そんな事キャプテンや皆、言わないよ。霊歌ちゃんは大切な仲間だもん。だから、お昼だけでも皆で一緒に食べよう?」
吹雪に言われて僕は仕方なく食堂に行った、食堂に着くと僕の存在に気が付いた綱海が何故か近くに居るのに手を振って来た、円堂達も綱海の手を振ってる先を見て僕の存在に気が付いて僕の方にやって来る。
だけど、もちろんながら僕にとっては気まずいもので早くこの場から抜け出したいとかしかなかった。
仲間に出会ってこんな気まずいの久しぶりかも・・・。
お昼を食べ終えた僕はサッカーボールを持って、1人雑木林にやって来た。
「此処なら・・・」
僕はそう思い木々を人だと思ってボールを蹴っては木々を避けて行く、その時だった。
前方からサッカーボールが飛んできて僕は急な事に驚いてサッカーボールを変な方向に蹴り返してしまった。
誰だろう? そう思った時だ。
「お前か~、泣き虫ちゃん」
「・・・・フン」
僕は不動に会った瞬間胸糞悪くなり違う場所で練習をするが何処に行っても何故か不動が居て練習する気力を奪われる。
こいつは分身も出来るのかよ・・・・、いや、うん、まあそれは出来んだろ。
そう思ってまたボールを蹴るがまたボールがやって来る。
「蹴り返す気力もないからやめて」
「気づいたか・・・「何で僕にそんなしつこく付きまとって来るんだ?」あぁん? だってそれはお前・・・、朝の喧嘩の事気にしてんだろ?」
「ッ・・・!」
僕は図星の為何も言い返せなかった、それに比べて不動はゲラゲラと笑い出す。
「お前マジで「・・・い癖に」は?」
「何も知らない癖に!!!」
僕はそう大声で言って雑木林を出た、後ろから不動に呼び止められる声が聞こえたが僕はそんな事お構いなしに走る。
悔しい・・・悔しい・・・僕は走ってる最中もそう何度も何度も言った、やっと雷門に着くともう空は暗くなっていた。
「・・・早く帰ろう」
僕がそう呟いて帰ろうとした時だ。
「緋音」
「・・・久遠さん、何ですか?」
「______。」
「!?」
~合宿所~
「霊歌、おか!! どうしたんだ? その傷」
円堂は僕に気が付くと同時に足の傷に目をやった、さっき練習してたと僕はそう言って自分の席に着いてボケッとする。
「あ、円堂」
「な・・・何だ?」
「明日の練習には出るから、後不動・・・朝の事は悪かったな」
「「「!?」」」
僕はそう言って食堂を後にした。
~取り残された円堂達は(ヒロト視点)~
「霊歌先輩・・・怖かったッス」
壁山君の言う通り霊歌はまるでエイリア学園の時に居た霊歌みたいだった、いつもあの明るい笑顔じゃなくて生きる気力も意思もないそんな目で俺達を見ていた。
「どうしたんだ? あいつ」
「さぁな「不動!」何だよ?」
「お前また霊歌に余計な事言ったんじゃないだろうな?!」
「落ち着けって鬼道」
鬼道君もやけに霊歌の事で機嫌を悪くしていた、まあ、俺も霊歌の事は一番心配だ。
霊歌とは最初になった友達でもあるから・・・それに、霊歌・・・お兄さんの事で自分を縛ってる様にも見える。
あんまり気にしてなきゃいいけど・・・俺はそう思いながら就寝した。
~翌日(霊歌視点)~
今日も試合か・・・、監督の昨日言った言葉本当なのかな? 僕は久遠さんを見ながら昨日の事を思い出す。
『お前の死神は今自己完結をしようとしている。』
自己完結・・・それってどういう意味だろう、僕はボールを持って動いているリュウジからボールを奪い行ける所まで突っ走る、ディフェンスをかわしていく中僕には昨日の出来事で頭がいっぱいだった。
僕の中に居る死神は今自己完結をしようとしている・・・? 意味が分からないかも・・・。
すると、ピーッと笛の音が響く。
「緋音、考え事をするなら抜けろ」
「! すいません」
初っ端から怒られた、僕は大きな溜息を吐きながら大きく息を吸って今は何も考えないようにした。
そして昼休み、僕はお昼ご飯はいらないとだけ言って1人で練習をしていた、はあ~・・・僕らしくないな、円堂とサッカー出来る事を楽しみにしていたのに今は雷門の皆とも・・・イナズマジャパンの皆とも上手く喋れていない、まるで昔の自分に戻ったようだ。
「・・・・「よお、泣き虫ちゃん」不動か、言っておくけど僕はあんたに突っ掛る暇はもうないんだ」
「・・・泣き虫ちゃんの癖にそこは一丁前に文句は言えるんだな、えぇ? 赤髪の死神さん」
「ほっておいてくれ」
僕はそう言ってまた練習に戻った、そう・・・代表に選ばれたからには突っ掛る暇もないんだ。
そしてお昼になってからまた久遠さんに注意される試合が始まった、それになんか・・・久遠さんとは小さい頃に会った事ある様な・・・。
そして練習が終わると皆は僕を雷雷軒に行かないかと誘うが僕は断って部屋に居ることにした。
「霊歌・・・少しは休んだ方が良いよ。今日のお昼も頑張ってたんだから」
「・・・大丈夫だから」
僕はそう言って部屋に戻った、今は誰とも話したくないのが僕の心情。
完全に昔の僕に戻り掛けている、まさか・・・久遠さんが言いたかった事もこれ? いや、そんな訳はないと思うけど・・・。
僕は疲れた体をベッドに預けて寝ようとした時だった、持って来ていたケータイから着信が入る。
見ればメールで晴矢からだった。
「何だ?」
僕はケータイを開くとそこには励ましなのかそれともバカにしてるのか分からない写真があった、そこには嫌な顔をしながらもちゃっかり晴矢とアフロディと一緒に写真に写っている風介と風介の肩に手を回している満面な笑みの晴矢とそんな2人をまるでお母さんみたいに微笑んでみているアフロディが写っていた。
「たっく・・・」
少しは元気出たかも、僕はケータイを下にやらせると晴矢からヒロトに今の僕の現状を聞かされた事が書かれていた、どうりで昼ごろ僕のケータイが部屋になかったわけだ。
「『お前はお前らしくやれよ』か・・・。僕らしくか・・・」
その夜、僕は少し気が楽になりながらゆっくりと眠った。
続く
僕がじーっと見ているとグラウンドに居る綱海と目が合って急いでカーテンを閉めた、完全に小さい頃の自分に戻っている、小さい頃の僕もこうやって暗い部屋の中ずっと居た。
怖い・・・今にも親がやって来そうで今にも暴力を振るわれそうでそう考えると体の震えは治まらずに居た、誰でもいいから助けて・・・。
「助けて・・・誰か・・・」
僕は震える体を癒す様に体を丸めた、そして何時間かした時部屋にノックの音が転がり込んできた、僕はその音を聞くと震えを見せない様に深呼吸をして部屋のドアを開けた。
「霊歌、お昼だよ」
「・・・ヒロト・・・」
「霊歌、朝の事気にしてるなら円堂君が気にしてないって言って「でも、僕は・・・」
「ごめん、ヒロト。お昼いらないって秋達に言っておいて、円堂に練習参加できなくてごめんって」
僕はドアを閉めて部屋の隅っこに座った、ヒロトは何度もノックをするが僕が出ない事が分かったのか諦めて何処かへ行ってしまった。
ごめん・・・ヒロト・・・。
僕が部屋の隅っこで丸まっているとまた誰かがやって来た、ドアを開けに行くのがこんなにも嫌な日がまたやって来るなんて思わなかった。
僕はどうぞとだけ言い部屋にもてなした。
「霊歌ちゃん」
「吹雪か・・・」
「基山君から聞いたよ、お昼は皆と一緒に食べよう?」
「・・・・・怖いんだ」
「え?」
「親がまた来るんじゃないか、また皆から失敗作って言われて捨てられるんじゃないかって・・・」
「そんな事キャプテンや皆、言わないよ。霊歌ちゃんは大切な仲間だもん。だから、お昼だけでも皆で一緒に食べよう?」
吹雪に言われて僕は仕方なく食堂に行った、食堂に着くと僕の存在に気が付いた綱海が何故か近くに居るのに手を振って来た、円堂達も綱海の手を振ってる先を見て僕の存在に気が付いて僕の方にやって来る。
だけど、もちろんながら僕にとっては気まずいもので早くこの場から抜け出したいとかしかなかった。
仲間に出会ってこんな気まずいの久しぶりかも・・・。
お昼を食べ終えた僕はサッカーボールを持って、1人雑木林にやって来た。
「此処なら・・・」
僕はそう思い木々を人だと思ってボールを蹴っては木々を避けて行く、その時だった。
前方からサッカーボールが飛んできて僕は急な事に驚いてサッカーボールを変な方向に蹴り返してしまった。
誰だろう? そう思った時だ。
「お前か~、泣き虫ちゃん」
「・・・・フン」
僕は不動に会った瞬間胸糞悪くなり違う場所で練習をするが何処に行っても何故か不動が居て練習する気力を奪われる。
こいつは分身も出来るのかよ・・・・、いや、うん、まあそれは出来んだろ。
そう思ってまたボールを蹴るがまたボールがやって来る。
「蹴り返す気力もないからやめて」
「気づいたか・・・「何で僕にそんなしつこく付きまとって来るんだ?」あぁん? だってそれはお前・・・、朝の喧嘩の事気にしてんだろ?」
「ッ・・・!」
僕は図星の為何も言い返せなかった、それに比べて不動はゲラゲラと笑い出す。
「お前マジで「・・・い癖に」は?」
「何も知らない癖に!!!」
僕はそう大声で言って雑木林を出た、後ろから不動に呼び止められる声が聞こえたが僕はそんな事お構いなしに走る。
悔しい・・・悔しい・・・僕は走ってる最中もそう何度も何度も言った、やっと雷門に着くともう空は暗くなっていた。
「・・・早く帰ろう」
僕がそう呟いて帰ろうとした時だ。
「緋音」
「・・・久遠さん、何ですか?」
「______。」
「!?」
~合宿所~
「霊歌、おか!! どうしたんだ? その傷」
円堂は僕に気が付くと同時に足の傷に目をやった、さっき練習してたと僕はそう言って自分の席に着いてボケッとする。
「あ、円堂」
「な・・・何だ?」
「明日の練習には出るから、後不動・・・朝の事は悪かったな」
「「「!?」」」
僕はそう言って食堂を後にした。
~取り残された円堂達は(ヒロト視点)~
「霊歌先輩・・・怖かったッス」
壁山君の言う通り霊歌はまるでエイリア学園の時に居た霊歌みたいだった、いつもあの明るい笑顔じゃなくて生きる気力も意思もないそんな目で俺達を見ていた。
「どうしたんだ? あいつ」
「さぁな「不動!」何だよ?」
「お前また霊歌に余計な事言ったんじゃないだろうな?!」
「落ち着けって鬼道」
鬼道君もやけに霊歌の事で機嫌を悪くしていた、まあ、俺も霊歌の事は一番心配だ。
霊歌とは最初になった友達でもあるから・・・それに、霊歌・・・お兄さんの事で自分を縛ってる様にも見える。
あんまり気にしてなきゃいいけど・・・俺はそう思いながら就寝した。
~翌日(霊歌視点)~
今日も試合か・・・、監督の昨日言った言葉本当なのかな? 僕は久遠さんを見ながら昨日の事を思い出す。
『お前の死神は今自己完結をしようとしている。』
自己完結・・・それってどういう意味だろう、僕はボールを持って動いているリュウジからボールを奪い行ける所まで突っ走る、ディフェンスをかわしていく中僕には昨日の出来事で頭がいっぱいだった。
僕の中に居る死神は今自己完結をしようとしている・・・? 意味が分からないかも・・・。
すると、ピーッと笛の音が響く。
「緋音、考え事をするなら抜けろ」
「! すいません」
初っ端から怒られた、僕は大きな溜息を吐きながら大きく息を吸って今は何も考えないようにした。
そして昼休み、僕はお昼ご飯はいらないとだけ言って1人で練習をしていた、はあ~・・・僕らしくないな、円堂とサッカー出来る事を楽しみにしていたのに今は雷門の皆とも・・・イナズマジャパンの皆とも上手く喋れていない、まるで昔の自分に戻ったようだ。
「・・・・「よお、泣き虫ちゃん」不動か、言っておくけど僕はあんたに突っ掛る暇はもうないんだ」
「・・・泣き虫ちゃんの癖にそこは一丁前に文句は言えるんだな、えぇ? 赤髪の死神さん」
「ほっておいてくれ」
僕はそう言ってまた練習に戻った、そう・・・代表に選ばれたからには突っ掛る暇もないんだ。
そしてお昼になってからまた久遠さんに注意される試合が始まった、それになんか・・・久遠さんとは小さい頃に会った事ある様な・・・。
そして練習が終わると皆は僕を雷雷軒に行かないかと誘うが僕は断って部屋に居ることにした。
「霊歌・・・少しは休んだ方が良いよ。今日のお昼も頑張ってたんだから」
「・・・大丈夫だから」
僕はそう言って部屋に戻った、今は誰とも話したくないのが僕の心情。
完全に昔の僕に戻り掛けている、まさか・・・久遠さんが言いたかった事もこれ? いや、そんな訳はないと思うけど・・・。
僕は疲れた体をベッドに預けて寝ようとした時だった、持って来ていたケータイから着信が入る。
見ればメールで晴矢からだった。
「何だ?」
僕はケータイを開くとそこには励ましなのかそれともバカにしてるのか分からない写真があった、そこには嫌な顔をしながらもちゃっかり晴矢とアフロディと一緒に写真に写っている風介と風介の肩に手を回している満面な笑みの晴矢とそんな2人をまるでお母さんみたいに微笑んでみているアフロディが写っていた。
「たっく・・・」
少しは元気出たかも、僕はケータイを下にやらせると晴矢からヒロトに今の僕の現状を聞かされた事が書かれていた、どうりで昼ごろ僕のケータイが部屋になかったわけだ。
「『お前はお前らしくやれよ』か・・・。僕らしくか・・・」
その夜、僕は少し気が楽になりながらゆっくりと眠った。
続く
