「普通の人間じゃない」?どういうことだろう。
「助け」?なんのことだろう。
次のページに書かれていた文章を、動揺を抑えながら読む。
君はとても幸運な人物だ。そして、強大な能力を秘めた者だ。
その強大な能力を使い、この世界を壊すことだってできる。
その言葉に息を呑む。
今までずっと見ていた夢。
その夢の中で誰かが言ったんだ。
「お前はこの世界だって壊すことができる。」
同じだった。
あの言葉と。
しかし、その力を絶対に悪用してはいけない。
だが私は知っている。君がそんな事は出来ない人物だと。
今は何も知らなくてもいい。
そのかわり、約束してくれ。
あちら側の世界を、私の世界を守ると。
そこで文章は終わっていた。
あとは全て白紙だった。
これは何かに繋がるかもしれない。
そう思って、僕はその本を家に持ち帰った。
「アルス君、これ知ってる?」
僕が彼にこの本を見せたのはその翌日だった。
「いや、知らない。図書館にでもあったやつ?」
「家にあったんだけど…なんだかわからないんだよ」
適当に嘘をついて誤魔化す。
少年はそれを手に取って眺める。中を開こうとはしなかった。
「材質だったら…そんなに古いものではないけど」
「どのくらいの?」
「過去10年から20年以内ってとこだな」
そう言って本を返してきた。
彼と別れてから本の中を確認すると、文章は全て消えていた。
ただページを進めると、血の飛び散ったようなものがかかった場所が一つだけあった。
今は何も知らなくてもいい。
でも僕は知りたくて仕様がなかった。
「助け」?なんのことだろう。
次のページに書かれていた文章を、動揺を抑えながら読む。
君はとても幸運な人物だ。そして、強大な能力を秘めた者だ。
その強大な能力を使い、この世界を壊すことだってできる。
その言葉に息を呑む。
今までずっと見ていた夢。
その夢の中で誰かが言ったんだ。
「お前はこの世界だって壊すことができる。」
同じだった。
あの言葉と。
しかし、その力を絶対に悪用してはいけない。
だが私は知っている。君がそんな事は出来ない人物だと。
今は何も知らなくてもいい。
そのかわり、約束してくれ。
あちら側の世界を、私の世界を守ると。
そこで文章は終わっていた。
あとは全て白紙だった。
これは何かに繋がるかもしれない。
そう思って、僕はその本を家に持ち帰った。
「アルス君、これ知ってる?」
僕が彼にこの本を見せたのはその翌日だった。
「いや、知らない。図書館にでもあったやつ?」
「家にあったんだけど…なんだかわからないんだよ」
適当に嘘をついて誤魔化す。
少年はそれを手に取って眺める。中を開こうとはしなかった。
「材質だったら…そんなに古いものではないけど」
「どのくらいの?」
「過去10年から20年以内ってとこだな」
そう言って本を返してきた。
彼と別れてから本の中を確認すると、文章は全て消えていた。
ただページを進めると、血の飛び散ったようなものがかかった場所が一つだけあった。
今は何も知らなくてもいい。
でも僕は知りたくて仕様がなかった。
