目の前には闇が広がっていた。
数秒経ってわかる。これはいつもの夢だと。
思わず口元が吊り上がった。
普段通りだったらもうすぐ来るはず。
カウントダウンで数えた。
10、9、8、……
奥でごとり、と音がする。
でもこれもいつもの展開。
6、5、4、……
数字が小さくなっていくごとに、笑いを堪えきれなくなる。
3、2、1、
0。
そのタイミングと同時に、自分の体は何かに貫かれていた。
尋常じゃない量の血と、それを見下ろす人影が見える。
夢の中だとはいえ、まだ意識のあることに笑えてしまう。
次第に気が遠くなっていった。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
目が覚めた。そこにはもう何もない。
ただ静かに、朝日が差し込んでいるだけだった。
何回繰り返しても同じ結果。
それを自分に言い聞かせる。
こうでもないとやっていけない。
何故かやけに頭が痛かった。
……放っておいたら治るか。
そんな事を考えている時だった。
「……どうして」
声に出ていた。
このままではいけない。すぐに行動を始める。
あいつはまだ何も知らない。
何も知らなくても、いや、知らないほうが良かった。
【迷いの森】まで一直線に走った。
自分がずっと忘れたかった事。
忘れたくても、忘れてはいけなかった事。
そんなことを、すぐに知ってはいけない。
数秒経ってわかる。これはいつもの夢だと。
思わず口元が吊り上がった。
普段通りだったらもうすぐ来るはず。
カウントダウンで数えた。
10、9、8、……
奥でごとり、と音がする。
でもこれもいつもの展開。
6、5、4、……
数字が小さくなっていくごとに、笑いを堪えきれなくなる。
3、2、1、
0。
そのタイミングと同時に、自分の体は何かに貫かれていた。
尋常じゃない量の血と、それを見下ろす人影が見える。
夢の中だとはいえ、まだ意識のあることに笑えてしまう。
次第に気が遠くなっていった。
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目が覚めた。そこにはもう何もない。
ただ静かに、朝日が差し込んでいるだけだった。
何回繰り返しても同じ結果。
それを自分に言い聞かせる。
こうでもないとやっていけない。
何故かやけに頭が痛かった。
……放っておいたら治るか。
そんな事を考えている時だった。
「……どうして」
声に出ていた。
このままではいけない。すぐに行動を始める。
あいつはまだ何も知らない。
何も知らなくても、いや、知らないほうが良かった。
【迷いの森】まで一直線に走った。
自分がずっと忘れたかった事。
忘れたくても、忘れてはいけなかった事。
そんなことを、すぐに知ってはいけない。
