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僕というものの名は怪物
- 結果発表 -

その休日が明けた日は、僕は彼と話すことができなかった。
彼は僕に見られたことを知らないんだろうけど、なんとなく気まずい雰囲気になっているのは感じ取ったみたいで話しかけてくることはなかった。
授業にも全然力が入らずに、何をしていたのかすら覚えてない。



そのまた次の日。
僕は彼と話すことができた。
期末試験の結果の発表日だったため、なんとなく話題を作ることができた。
彼はいつも通りの彼だった。

「発表?そんなのあるのか……」
「あるよ。上位の10人までは教官室の前に合計点数と名前が張り出されて、表彰もされてるんだ。」
「…へえ………」
「で、その発表がもうすぐなんだよ」
「……俺は行ってみるけど行く?もうすぐなんだったら」
「僕も見に行くよ。」
「なら行くか」

彼と教官室まで歩いていく。
丁度教官が紙を張り出している最中だった。僕は緊張していたのに対し、アルス君は一切そんな素振りも見せずに静かにその様子を見ている。


多くの生徒が見守る中、張り出された紙を見てそこら中からどよめきが起こる。

僕だって絶句した。


アルス君は今までずっと学年1位だった秀才を大きな大差をつけてトップに舞い出ていた。
それもどの教科もほぼ満点で。
驚きを隠せないまま横に視線を見やると、アルス君は上から下になぞらえるように目線を移して、喜びの感情というのは見せていなかった。

「帰る?」
「そうする。」

僕がそう聞くと、青目の少年は笑みを浮かべながら予想通りの答えをした。
まだ誰も離れてなんかいない教官室を、僕たちはそっと離れた。


あれから彼の【気配】をずっと窺っていたけど、狂気や怨念という感情は感じ取られなかった。
【迷いの森】。……彼はどうしてそんな忌まわしい場所を見ていたんだろう。
前に仲が良かった友人に、その森の話題を持ち掛けたことがある。
友人はこう言った。

【迷いの森】はどこで調べてもなんの情報も得られないんだ。
図書館で調べてもだめなんだ。
昔はあの森の入り口に衛士がいたっていう話だが、そいつらも全員行方不明になったって話だぜ。

今思えば良い情報だけれども、なかなか彼とは繋がるものじゃなかった。
……彼には両親がいない。
……彼の両親はそこでいなくなった?
でもそれじゃあいろいろと矛盾している点があった。

体を休めるほうが先だった。
その日は随分と早くに眠れた。


やっぱり初心者なのでサブタイトル打ち忘れたり途中送信しかけたりすることが多いです……
閲覧数20ありがとうございます!
<2016/12/06 04:59 仮面ライダー08号>消しゴム
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