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天道虫と蝶々。桜に導かれた星の運命
- 暮れる夕日と昇る朝日 -

落ちる陽が夜を告げる。
「ダメ、あいつは強い。父さんですら犠牲を払って倒せた相手。まだ、小さいのに・・・・」
ジョティアのジェネシスは強い。だが疲労が大きいのだ。それ故一撃で仕留めなければならない。限界が一撃なのだ。
「ダメだ!ジョティア!一撃じゃあ倒せない!限界が来てしまう!おとなしくパードレが」
「お兄ちゃん」
静かな声だった。覚悟を決めた声。
「限界なんてもの。超える為にあるんだよ。いくら辛くたって、どんなに死にそうであったって。守りたい大切なものがあるならば、どんな事も超えられる。最高に強くなれる!」
地を蹴り走り出してしまった。もう止められないのなら逆に押してやろう。【兄】として。痛む傷を無視してスローダンサーに乗り駈け出す。
「パードレ。目を覚ましましたか。マードレ、否、アイリンを守っていてください」


「お前程度の小娘にこのDIOが倒せる訳がなかろう!スタンドを操ることすらままならないお前に!」
「私の武器はジェネシスだけじゃない!」
ジェネシスはずっと一緒に居てくれた自分。私の心の奥底が実体化したもの。それだけじゃ自分は守れない。懐から銃と剣を取り出す。
「あんたがナイフ使うんだったらこっちだって好き放題やらせてもらうわよ!」
「その程度ではまだ足りん!ザ・ワールド!」

ナイフが飛んでくる。約30本。背後のナイフはジェネシスが。正面は二本の剣で。
「そんなん私には無駄だよ。無駄無駄」
今、チカラを。
「ジェネシス!」
黄金のチカラを。蔦は相手に絡み捉える。もう辛い。めまいがしてくる。でも。強くこちらへ引っ張る。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」
大量出血してDIOが吹き飛ぶ。次目を開けば。目の前に流れる金髪と紅い瞳。
「生きてッ・・・る?」
「わたしは不死身だからな。実に弱かったぞ。お前の血だけでも貰おうか。ジョースターの血統ならば我が身を完全とさせるだろう」
ニヤリと笑う口から牙が覗く。
「死にやがりな・・・さいよ・・・この変態が・・・」
首を絞める目の前の男に悪態を吐く。
「フン・・・まだそんな口を利くか」
次の瞬間。目の前にはあの少年が。パンナコッタ・フーゴが。腹に大きく穴を開けて現れた。
「あんたさ。多分1000回死んでもその罪は償えないわよ」
駈け出す。もうキレた。怒りは限界を吹き飛ばす。
「無駄ァ!」
「・・・ッ!?このチカラは、強くなっている!?」
驚くDIOを見ても何も感じない。
「ジェネシス」
私を中心に植物が育っていく。周りのものは全て翠へと変わる。全て。今までの射程距離から長くなっている。世界が姿を変えていく。DIOを包むように。鳥籠のように包み。
「やめろ・・・何をする気だ!」
鳥籠の中に世界が生まれる。もうココとは違う。緑に蝕まれて行く世界が。
「生命は終わる。でも。終わりは始まり。全てを終らせ全てを始める。永遠の世界で罪を懺悔なさい。DIO」
永遠に彼は死ぬのだろう。そしてまた始まるのだろう。生命は始まる度に彼をまた終わらせる。
「次元から出れない。タスクアクト4。ありがとう。お兄ちゃん」
私も意識と手を離した。昇る朝日を浴びながら。



「完全には目覚めなかったわね。残念。まあ、苦しみが増えるだけの話。自分の心の奥底の恐怖。味わう時どんな風になるのかしら」
紅い瞳を瞬かせて静かに微笑んだ。彼なんてどうでも良かった。ただ彼女を目覚めさせるための鍵だったのだから。

いかがでしたでしょうか?恥パなんてなかったと言ったな。スマンありゃ嘘だった。本当すいませんでした。ご閲覧ディモールトグラッツェ!!
<2017/01/29 20:55 ユリカ>消しゴム
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