「ねぇ、アナキス。本当に行くの?」
「ああ、俺は必ず許可をもらって君と結婚する」
本当にいいのかしら。彼は私を好きよ。私も彼を、彼を好き。でも。
「あんた本当に後悔はないのか?顔がちょっと憂いてるぞ?自分に向きあえよっ!」
あのバスに乗れなくて私達の車に乗ってきた子。彼女の言葉が引っかかっていた。なぜか何時も心に浮かぶあの少年が思い出されるの。
「迷ったの?」
「僕が一緒に居てあげる。一緒に待っててあげる」
黒髪の少年。名前は確か
「汐華初流乃」
「誰だそれは?アイリン」
「何でもないわ。そろそろ着くわね」
本当にいいの?
「着いたぞ」
ドアが開く。
「行きましょう」
「すいません、落としましたよ」
振り向くと一人の青年が立っていた。金髪碧眼の青年が。
「ハ・・・・ルノ?」
「え?」
そんな訳ない。彼は黒髪だ。雰囲気が、似てるだけじゃない。
「おい、アイリン」
呼ばれ振り返ればスタープラチナと父さん。
「あ、承太郎さん!アイリンとの結婚を認めて下さい!」
「てめー。右左どっちだ」
「え?み、右で」
「ダメだね」
「じゃあ左」
「ダメだね」
「!?じゃあ両方で」
「そんなに殴られたいのか」
「!?もしかして!オラオラですかァー!?」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
飛んでいった。三人の間に沈黙が漂う。
「僕は失礼します。お邪魔でしたね」
「いや、待ちな」
父さんが引き留めた?何故?
「てめーはイタリアのジョルノ・ジョバァーナだな?」
「そういう貴方は空条承太郎」
お互いのことを知っている?そしてジョルノジョバァーナって。イタリア語を直せば
「ハルノ?」
「やっと会えた。僕は貴女を探していた。アイリン。言いたいことがあったんだ。僕としばらく話しませんか?」
そっと手を取られる。そのぬくもりは私の心を埋めていく。
「いいわよ。話しましょう」
「おい、待ちな。お前、話すならここから半径100m以内のどっかにいやがれ」
「会話をお許し頂けるなら何処でも」
「頼んだぜ花京院」
「ああ、了解だ承太郎」
「ハルノさ!すごい変わったね」
「ええ、少し前に急に。アイリンも少し、その、可愛くなってます」
少し顔を赤くして話すハルノを見てると、心が温まる。
再開した私達は自分のこと、友人のこと、沢山話した。話に夢中になっていると、カフェに居たお客さんは減り、街も夜の雰囲気に染まり始めていた。
「そろそろもど」
「アイリン」
私の言葉を遮るように名前を呼ばれる。
「君の笑顔を見てると心が満たされる。ずっと空いていた穴が塞がる感じがするんだ。ティ・アーモ、アイリン。僕と結婚して下さい」
昔してくれたように、そっとおでこにキスをしてくれる。それだけで目頭があつくなる。
「ハルノ・・・。私からも、ありがとう。今、心が満たされてる。私からもよろしくお願いします。結婚して下さい」
フフ、と笑う。なんだか可笑しい。ぎゅっと抱きしめてくれる彼も、記憶の中の彼も、すべてがすべて大好き。
ありがとう、あの時私に声をかけてくれて。
「君のお父さん、どう説き伏せますかねぇ?」
「大丈夫よ!ハルノなら。ダメだったら力ずくよ!」
「君もスタンド出せるんだね」
「ハルノのも見せて!」
もう、能力は見せてるよと笑う彼すら愛おしい。
満月の光に羽を煌めかせる青い羽の蝶々のもと、私達は笑い続けた。
「ああ、俺は必ず許可をもらって君と結婚する」
本当にいいのかしら。彼は私を好きよ。私も彼を、彼を好き。でも。
「あんた本当に後悔はないのか?顔がちょっと憂いてるぞ?自分に向きあえよっ!」
あのバスに乗れなくて私達の車に乗ってきた子。彼女の言葉が引っかかっていた。なぜか何時も心に浮かぶあの少年が思い出されるの。
「迷ったの?」
「僕が一緒に居てあげる。一緒に待っててあげる」
黒髪の少年。名前は確か
「汐華初流乃」
「誰だそれは?アイリン」
「何でもないわ。そろそろ着くわね」
本当にいいの?
「着いたぞ」
ドアが開く。
「行きましょう」
「すいません、落としましたよ」
振り向くと一人の青年が立っていた。金髪碧眼の青年が。
「ハ・・・・ルノ?」
「え?」
そんな訳ない。彼は黒髪だ。雰囲気が、似てるだけじゃない。
「おい、アイリン」
呼ばれ振り返ればスタープラチナと父さん。
「あ、承太郎さん!アイリンとの結婚を認めて下さい!」
「てめー。右左どっちだ」
「え?み、右で」
「ダメだね」
「じゃあ左」
「ダメだね」
「!?じゃあ両方で」
「そんなに殴られたいのか」
「!?もしかして!オラオラですかァー!?」
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」
飛んでいった。三人の間に沈黙が漂う。
「僕は失礼します。お邪魔でしたね」
「いや、待ちな」
父さんが引き留めた?何故?
「てめーはイタリアのジョルノ・ジョバァーナだな?」
「そういう貴方は空条承太郎」
お互いのことを知っている?そしてジョルノジョバァーナって。イタリア語を直せば
「ハルノ?」
「やっと会えた。僕は貴女を探していた。アイリン。言いたいことがあったんだ。僕としばらく話しませんか?」
そっと手を取られる。そのぬくもりは私の心を埋めていく。
「いいわよ。話しましょう」
「おい、待ちな。お前、話すならここから半径100m以内のどっかにいやがれ」
「会話をお許し頂けるなら何処でも」
「頼んだぜ花京院」
「ああ、了解だ承太郎」
「ハルノさ!すごい変わったね」
「ええ、少し前に急に。アイリンも少し、その、可愛くなってます」
少し顔を赤くして話すハルノを見てると、心が温まる。
再開した私達は自分のこと、友人のこと、沢山話した。話に夢中になっていると、カフェに居たお客さんは減り、街も夜の雰囲気に染まり始めていた。
「そろそろもど」
「アイリン」
私の言葉を遮るように名前を呼ばれる。
「君の笑顔を見てると心が満たされる。ずっと空いていた穴が塞がる感じがするんだ。ティ・アーモ、アイリン。僕と結婚して下さい」
昔してくれたように、そっとおでこにキスをしてくれる。それだけで目頭があつくなる。
「ハルノ・・・。私からも、ありがとう。今、心が満たされてる。私からもよろしくお願いします。結婚して下さい」
フフ、と笑う。なんだか可笑しい。ぎゅっと抱きしめてくれる彼も、記憶の中の彼も、すべてがすべて大好き。
ありがとう、あの時私に声をかけてくれて。
「君のお父さん、どう説き伏せますかねぇ?」
「大丈夫よ!ハルノなら。ダメだったら力ずくよ!」
「君もスタンド出せるんだね」
「ハルノのも見せて!」
もう、能力は見せてるよと笑う彼すら愛おしい。
満月の光に羽を煌めかせる青い羽の蝶々のもと、私達は笑い続けた。
