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天道虫と蝶々。桜に導かれた星の運命
- 知る者、夢を壊す。知らぬ事の幸せを -

近き者は全て恐怖の夢の中。狂い咲きの花に呑まれ。狂い咲きの花に一羽。夜の鳥が飛び入った。


「ティアー?もう起きて!」
マードレの声。私は何を見ていたの?7:30寝坊した。やばい。遅刻する!
パンを齧って欠伸交じりに着替えて朝の支度を整える。
「行ってきます!」
家を飛び出すとスマホをいじる静。
「おはよ、寝坊なんてめっずらしいね」
「ちょっとね」
そんな話をしながら走る。学校に着く。まだ生徒は全然来ていない。
「ダメだわ。翠に抜かされた・・・」
そう、クラスで一番に来ることで競争をしていた。

朝から萎える数学。証明?乗除?全て昔やりました!?覚えてないわよそんなこと?指定問題をちゃっちゃと解いて、適当にね。窓の外を眺める。雲は掴めそうで掴めない人の心。前早人が言っていた。
「おいジョティア!真面目に問題に向かえっ!」
飛んできた教科書を避けて欠伸する。
「ふぁーい、すいませんー」

「午後の授業オールシュト先生じゃん」
お弁当をつつきながらお喋りする。海外史と科学。
「シュト先生の授業ってさー逸れるよね」
「分かる。ワァガドイツノカガクハセカイイチィィィィってね」
「そういや朝ね、蛇にあったのよ」
「今日さ、新月だって」
「聞いた?早人君があの子とキスったらしいよ」
「えー信じらんなーい」
周りの噂話。あれ?
「ねぇ、静、翠。なんで平気なの?今早人君がキスしたって。蛇って、新月だって言ってるのに!」
瞬間二人から、みんなから表情が消える。人形のようになる。ガラガラと崩れ去る。
夢のように。ただ一つ。虚無と幻影の世界で。
彼女の精神のビジョン。夜の小鳥。
ナイトバードフライングだけが動いていた。

いかがでしたでしょうか?ご閲覧ディモールトグラッツェ!
<2017/02/16 21:21 ユリカ>消しゴム
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