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言えない言葉
- 最終章 -

―――――――――

「ここはどこ?お父さんとお母さんは?ねえ、これからどうなるの?ここからだして!!!」


そんな僕らの声は、誰にも届かず、むなしくそらに消えてった。

羽生「やあ叉訒。調子はどう?まだ出られないね」

こいつは最近ここに来た羽生(はう)。おれは、叉訒(さなや)。よろしく。しかし、こんなときなのに、なぜこいつは笑っていられるんだ。

「うん。まあ、いいよ。頑張ろうな。」

俺たちのいるところは、地獄のような場所だ。檻に閉じ込められていて、ご飯は銀色のボウルに盛ら

れている。それに、体が痛くてまらない。骨折しているんだ。

それに、排出物も掃除されないでそのままだ。


誰か助けてくれ。

羽生「痛いよお!病院に連れて行ってよ!」


そんな羽生の叫びも聞こえない。

羽生「いやだあ。いやだあ。どんどんこっちに来る。やめろお。来るなああ。誰か助けてよおおお!」

まてよ。何か変だ。隣の檻で何が起こっているんだ?ここはすけ窓だから、隣の様子がよくわかる。

隣を見ると、、、!!!!!!!!羽生が何者かから逃げている。だけど、羽生は、見えない何かから逃げてる。




羽生「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!」


!!!!

「羽生?羽生?大丈夫か?おい!誰か、助けてよ。羽生を助けてやってよ!」


こんな声までも、誰も聞いてくれない。信じられない。

隣の檻から、何も聞こえなくなった。そう。羽生は死んでしまった。まだ来てばっかりだったのに。


?「いやだなあ。死んじまったよおい。」

なんだ?

?「うわあ。心臓が虫に食われてるよ。」

隣を見てると、俺たちの心臓の部分が飛び出していて、そこから、虫がわきだしてる。



羽生。外に出てお前と遊びたかったよ。


それにしても、羽生をここまで放っておいた奴らが許せない。

骨折してうまく動かない足を動かして、低い声で言った。

「死んじまえ。」

?「なんだこいつ。ああ。叉訒か。おれたちには向う気か。!」

バシ!!!思いっきり殴られ、俺は吹っ飛んだ。あれ。なんでだ。なんでこいつらは、こういう俺の声だけ聞こえたんだ?低く言えば伝わるのかな。

「助けてくれ。」

バシッ!また殴られた。やっぱり俺らを閉じ込めておきたいんだ。

月日が経って、俺はもう傷だらけだった。何で死ねないんだろう。

「殺してくれ。」頼んでみたら、また殴られた。

?「お前みたいなやつ。とっとと死んじまえ。」

あれ?なんでだろう。死んでほしいんだったらとっとと殺せばいいのに・・。

さっきから、なんかかみ合ってない。こいつらには、言葉が伝わっていないのか?

羽生は、もうとっくに、ごみとして出されている。

今日から、こいつらの行動を見て、こいつらの本当の正体を暴いてやろう。

そして、見ていくうちに、銀色のボウルに乗っているのは、硬くてバリバリした何か。虹は、動かないボトルに入っていること。俺と羽生以外にも、住民はいっぱいいること。

そして、俺の記憶も戻ってきた。ああ。そうか。どうりでこいつらには、言葉が通じないわけだ。



おれ、       









                 












                           犬だわ。

終わりです!
<2016/12/07 17:07 A>消しゴム
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