【BL】 memory
- プロローグ -
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ピーポーピーポー
赤い光。うるさく鳴り響く音。優先的に開かれる道。
―嘘だ。
―俺のせいで、こんな……。
さっき見た光景が今でもはっきりと浮かんでくる。歩道橋の下には既に人だかりができていた。警察。救急車。野次馬。そして、それらに囲まれた一人の人。その人をよく知っているはずなのに全く知らない姿に変わり果てていた。
ごめん。俺のせいだ。救急車に運ばれていくそいつを追いかけて、走り出した。当然救急車に敵うはずもなく、救急車は俺を置いて進んでいく。
視界がぼやけた。目から水が次から次へと勢いよく出てくる。涙のことなんか気にせず無我夢中に走った。多分、今までで一番速かったと思う。自分の中にあるすべての力を使い、走った。
しかし、もう救急車の姿は見えない。そこで俺の体力は底をついた。その場にヘタりと座り込み大声で泣いた。通行人の目を気にせず、ただ泣き続けた。
走って、大泣きして、疲れたのだろう。俺はそのまま倒れ込み寝てしまった。次に起きたのは病院だった。
赤い光。うるさく鳴り響く音。優先的に開かれる道。
―嘘だ。
―俺のせいで、こんな……。
さっき見た光景が今でもはっきりと浮かんでくる。歩道橋の下には既に人だかりができていた。警察。救急車。野次馬。そして、それらに囲まれた一人の人。その人をよく知っているはずなのに全く知らない姿に変わり果てていた。
ごめん。俺のせいだ。救急車に運ばれていくそいつを追いかけて、走り出した。当然救急車に敵うはずもなく、救急車は俺を置いて進んでいく。
視界がぼやけた。目から水が次から次へと勢いよく出てくる。涙のことなんか気にせず無我夢中に走った。多分、今までで一番速かったと思う。自分の中にあるすべての力を使い、走った。
しかし、もう救急車の姿は見えない。そこで俺の体力は底をついた。その場にヘタりと座り込み大声で泣いた。通行人の目を気にせず、ただ泣き続けた。
走って、大泣きして、疲れたのだろう。俺はそのまま倒れ込み寝てしまった。次に起きたのは病院だった。
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