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サナギが蝶になるために…
- 最終回 -

男「ここがおれの家だ。」

初めてだった。男の人の家に行くのは。しかもそこ、この男の身なりからじゃ想像もできない豪邸だっ

た。私が口をあけ驚いていると、

「さあ、ここで思う存分くつろいでくれ。」

と言われた。あれ?勉強教えてくれんじゃなかったの?

そんな私の考えなど分かっているように男は、「まずは休め。」と言って、アップルティーを出してくれ

た。

「あのお!蝶学のこと、もう少し詳しく教えてくれませんか。」

すると男は少し黙って言った。

男「よし。モニタールームへ来い。」

私はわけもわからずついていったが、そこに移っていたものを見て、息を飲んだ。

そこには、もう社会人であろう人が、会社へ行っている様子だった。少し生気がないようにも見えたけ

どね…。

「これがどうかしたんですか?」

すると男は何も言わず、黙っていたので、私はしぶしぶ映像に目を戻した。

「えっ!?」

そこには、何もしないあの人たちの姿が映っていた。

男「これは,蝶学に通って居続けた人々だ。もう本来の蝶なら死んでいる時だから、あいつらは抜け

殻だ。」

良かった。一歩間違っていたら、私もあんな風に…。

その後、私はあまりにも厳しい男(なんか栄登さんとか・・・。)の指導を受け、いい会社に着けた。今も

栄登さんと一緒に暮らしている。

「そういえば、栄登さんは、なんであんなに蝶学のことを知っていたの?」

栄登さんはあ、あの時と変わらない声で言った。

「それは、俺がね…。」

ゴクリ。

「音紅だからだよ!渚紗!!!!!!!!」

え??!ウソでしょ!!??姉ちゃんがまた私の前に…。

音紅「アハは!びっくりした?いや~。警察とか先生とかいっぱいくるもんだから、男のかっこうしたら

はまっちゃってね~。」

プルプルプル

音紅「あ!何何?怒っているの?」

ううん違う。私は怒っているんじゃないよ。

「ありがとう!姉ちゃん!!!」

そう。お礼が言いたかったんだよ!

音紅「////んもう!じゃ、カエロッか!」

「そうだね!」

わたしはいま、蝶になるために、会社で頑張っています。そういえば、有羽ちゃんはどこえ言ったんだ

ろう。でも、人は、生まれた時から、羽が生えているんだと思う!誘惑に負けずに努力すれば、絶対

羽が開くんだよ!

終わりチャンチャン
<2016/12/15 14:19 A>消しゴム
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