魔法で贈る君への言葉
- 立ち位置 -
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「ほげらっ!?」
奇妙な呻き声と共に私は飛び上がる。
見慣れぬふっかふかな布団をぺしぺし叩きながら辺りを見渡すと、呆れた表情のハタイが扉の前に立っていた。なぜに。
ダクムの執事某右腕的なことをしているハタイはいつもと変わらず黒い仕事服に、水の入ったお盆を持っている。
「アテラ様? もう少し魔術師らしい立ち振る舞いを……」
うおっ、始まった。ハタイの魔術師関連の説教は長い。とてつもなく長い。
魔術師はかなり位が高いからそれなりの教養は必要だとハタイは言う。
しかし、人には向き不向きというものがあるのだ。
適当な相槌を挟んで聞き流そうとすると、爽やかな黒い笑みで見つめられた。
私は冷や汗をたらたらと流しながら笑顔で対抗。
そうすること数分。
音も無くハタイの後ろからこれまた恐ろしい……いや、黒ーい笑みをしたダクムが現れた。
「アテラ? 魔力を上手く使えなくてぶっ倒れた奴がハタイに対抗してるわけじゃぁないよなぁ?」
「そうですよ、アテラ様? ご主人様もそうおっしゃてますよ?」
うぐっ。
やめて欲しい。本当にやめて欲しい。
ニコニコと笑みの深める二人の見事なコンビネーションに心臓が痛む。
「な、な、なんのことカナァ?」
それでも私は負けません。負けてたまるもんですか!
……という無駄な足掻きはダクムの魔力に封じ込まれた。
「とっととお前も、覚えろよ……?」
「は、はいっ!」
恐ろしい。
この二人は今後絶対に怒らせたら駄目だ。
私は本能的にそう感じた。
奇妙な呻き声と共に私は飛び上がる。
見慣れぬふっかふかな布団をぺしぺし叩きながら辺りを見渡すと、呆れた表情のハタイが扉の前に立っていた。なぜに。
ダクムの執事某右腕的なことをしているハタイはいつもと変わらず黒い仕事服に、水の入ったお盆を持っている。
「アテラ様? もう少し魔術師らしい立ち振る舞いを……」
うおっ、始まった。ハタイの魔術師関連の説教は長い。とてつもなく長い。
魔術師はかなり位が高いからそれなりの教養は必要だとハタイは言う。
しかし、人には向き不向きというものがあるのだ。
適当な相槌を挟んで聞き流そうとすると、爽やかな黒い笑みで見つめられた。
私は冷や汗をたらたらと流しながら笑顔で対抗。
そうすること数分。
音も無くハタイの後ろからこれまた恐ろしい……いや、黒ーい笑みをしたダクムが現れた。
「アテラ? 魔力を上手く使えなくてぶっ倒れた奴がハタイに対抗してるわけじゃぁないよなぁ?」
「そうですよ、アテラ様? ご主人様もそうおっしゃてますよ?」
うぐっ。
やめて欲しい。本当にやめて欲しい。
ニコニコと笑みの深める二人の見事なコンビネーションに心臓が痛む。
「な、な、なんのことカナァ?」
それでも私は負けません。負けてたまるもんですか!
……という無駄な足掻きはダクムの魔力に封じ込まれた。
「とっととお前も、覚えろよ……?」
「は、はいっ!」
恐ろしい。
この二人は今後絶対に怒らせたら駄目だ。
私は本能的にそう感じた。
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