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全部嫌いで全部好き
- 過去 -

母と父はいつも笑いあい、喧嘩もしていなかった。俺のことを叱ったりはする。でも俺が嫌だといい、

父も母も必要のないものと考えれば、やめさせてくれた。

「お母さん!お父さん!大好きだよ恥・・・」

何かあると…、じゃない。俺がそう伝えたいと思うと俺はすぐに二人にそう伝えた。

母・父「もちろん、私たちも大好きだよ!」

そんな幸せな日々だった。しかし神様は、俺に意地悪だった。

父「すまない。家を出させてもらう。」

父がそう言ったのは、父の誕生日パーティーの最中だ。

俺は最初、言っている意味が分からなかった。でも、すぐに冗談だと感じた。

「え?出張?いつごろ帰ってくるの???そんな暗い顔しないでよ???」

冗談だとわかっていながら、俺の顔はみるみるひきつって行った。

父「いや。出張ではないし、もう家には二度と帰ってこないつもりだ…。」

俺より先に、母が口を開いた。

母「あなた?それってまさか・・・。でもなんで・・・。」

俺はその時12歳だった。何となくは理解していたが、いやだった。

父「ああ。そうだ。離婚だ!!!」

母は泣き崩れ、俺の顔は。なぜか笑っていた。嬉しかったんじゃない。

ほら、あるじゃん・・・。なんか信じられないと、自然と口元が上に行くやつ。あれだよ・・・。

父「すまない・・・。ほんとうにすまない・・・。」

弱々しくうなだれる父を見て、俺はなぜか、怒り狂った。

「はあ!?すまないっつうなら、最初から離婚だなんていうなよ!なんで?????俺といて幸せ

じゃなかった?誰?離婚って言うなら、相手がいるだろ相手がよ!」

俺は、父に対しての怒りをぶちまけた。それでも父は、「すまない。」と嗚咽を漏らしていた。

なぜだろう。あのとき止めればよかったのに、俺は理性が吹き飛んでいた。

「じゃあ出てけよ!てめえの顔なんてもう二度と見たくねえよ!!ほら、早く出てけよ!!」

と言って、父の背中を押していた。

それ以来、母さんは家政婦を全員辞めさせ、一生懸命働いた。

―――――――
しゃべり終わった真寿の目にはやはり、涙があった。

真寿「ほんと俺ってふざけるなだよな。ごめん、蒼華・・・。」

しかし僕は分かっていた。なぜ真寿の父親があんな幸せな家族を捨て、こっちに来たのか。

「真寿君。君のお父さんはよく知っている。きっと、プライドが人一倍高かったんだ。そして、困ってい

る人はほっとけなかったんだね。だから、その当時、ご飯もろくに食べれなかった僕たちの家庭を支え

ることを決めた。だからこっちに籍を移したんだ。」

真寿は心底驚いたようだった。

真寿「ははっ!親父らしいな。蒼華。いや。三鈴、、でいいよな?本当にすまなかった。」

「いいよ、、、えっと、」

真寿「徒宇久でいい。」

「そっか。徒宇久。僕もすまなかった。」

徒宇久「それでさ、あの、よかったら、今度親父に合わせてくれるか?」

「もちろんだよ!!」

こうして僕と徒宇久は、仲直り、なんでも相談しあえる仲になった。

真寿の過去終了です!人の過去って書くのも楽しいし、読むのも楽しいです!あ!もう一度言います。これは、100%フィクションですよ!?
<2017/01/11 16:59 A>消しゴム
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