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全部嫌いで全部好き
- 駄目だこれ。 -

学校での時間はほとんど珠洲と話さない。だからチャンスだ!

僕はノートを広げ、一ページ目に大きな字で『珠洲告白実行計画書』と書いた。

なぜかその字を見ただけで、ふぅぅぅ。と、満足感に浸っていた。でも、ここから事態が大きく変わる。

友「え??なになに?お前蒼井さんに告んの!?マジやば~!え!?めっちゃウケルんですけど

~!」

そう。男友達に、ノートを見られたのだ。

「ち、、ちがっ」

友・B「まじで~!?蒼井さんに~!?めっちゃ身の程知らずじゃん(笑)」

駄目なのかなぁ。僕が珠洲に恋心抱いちゃダメなのかなぁ。友達は、友達までの関係なのかなぁ。

友達を好きになったら駄目なのかなぁ。

友「え!お前はぁ~、漉甲斐(こすかい)とかがお似合いなんじゃねぇ~?」

B「あ~!わかるっ!がり勉&顔良くないカップルぅ~?」

「だからっ」

友「うわっ!お前ひどすぎ(笑)でも本当のことだよな?三鈴ちゃん?」

駄目だこれ。何を言っても聞かないパターン。

B「おい三鈴!どっちなんだよ!」

今分かった。こいつら、僕の友達なんかじゃない。「点数稼ぎのため」に「僕と一緒にいてあげている

人達」だ。

「だから違うっ」

友「え?何何?確かにそうだね?マジで~!?告白じゃ~ん!」

「違うって・・・・」

僕はもう泣きそうになっていた。

珠洲「なんでこんなことをするんでしょうか?」

突然、珠洲が声を上げた。

友&B「いや・・・・それは違くて…」

珠洲「なんだ。言えるじゃないですか。違うって。私はてっきり、聞けないから言えないんだと思ってい

ました。違ったんですね。あ、私も言えましたね。聞けましたか?私のことを蒼華君がどう思っていて

いたって関係ありません。彼は、その程度の人間じゃないからです。私が、彼の正真正銘の友達で

す。内申稼ぎのためにつきあっている人と、話すのはこれだけです。」

「珠洲。。。。」

僕は嬉し涙があふれてきた。「正真正銘の友達」。ありがとう。ありがとう珠洲。

珠洲「ほら蒼華君。泣いていてはみっともないです。」

僕の顔は、その瞬間明るくなった。かすかだが、聞き取れるかわからないくらいだが、珠洲は僕に

言ってくれた。

その言葉で、僕は一つ、強くなれた。

『その言葉』ハ、オタノシミニ!!
<2017/01/30 17:16 A>消しゴム
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